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ソニー創業者の井深氏が教育研究にも力を入れていた、ということを先日読んだ本で知りました。それで実際の
著書を読んでみたくて手に取ったのですが、これがなかなかためになる話ばかりで。どの話もとてもわかりやす
かったです。
『三つ子の魂百まで』という言葉は嘘じゃないと思うんですよね。
子供も居ない私が言うのもおかしいのですが、小さい子の吸収能力はものすごく高いのではないかと最近特に思います。
私自身はあまり音楽が得意ではないのですが、よく『お父さんが音痴なのでこの子も…』なんて、能力は遺伝
だと話をよく聞きます。確かに我が家も家系的に音楽の才能はあまりありません。ですが、良い音楽を聴く機会に
恵まれればそんなこともなく、たとえ家族が音楽をやらずともカバーできるんですね。(何でも、子供はシンフォニーの
パート毎の音を聞き分ける能力を持ち合わせているそうです。)言葉を覚えること、運動能力を身につけること、
語学力等等早ければ早いほどぐんぐん吸い取っていく力がどの子にもあるということでした。
面白いな、と思ったのは『ムチはムチとわからないうちに使え』という話。子供が反抗する前にこそ厳しく、というのが
井深氏の意見でした。うーん、実際そう上手くはいかないだろうなとは思うものの、子供の力というものは興味深いです。
ゆとり教育、がさけばれて久しいですが、勿体無いですよね、力が有り余っていそうで。逆に高校・大学となって
詰め込まれても遅いなぁ…と、身を持って経験中の私には、可能性を寄り多く秘めたこともたちが羨ましいです。
(20031月30日)
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ちょっと古い内容だけど、全体的に共感・納得しました。子育て本の古典として読んでおいて損はないかと思います。
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40年以上前の本なのに、現代でも十分通用する。
少し、子どもとの接し方を変えてみようと思う。
子どもが1歳のいま、この本に出会えて良かった!
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幼児教育について知りたくて読書。
今3歳未満の子どもを持つ知人、友人に読ませたい内容。原書は1971年ということであるが現在読んでも遜色ない。
幼児教育も重要であるが家庭環境や父親の育児参加も重要であることことが感じられる。そして、親も子どもと一緒に成長すること。子どもから学ばせてもらうという謙虚さと素直さが必要だと思う。
エリート教育推奨ではないが、画一教育、全員進級だと能力を持てもてます現状があるので、能力がある子をもっと伸ばせる教育が今の日本には必要だと思う。
読書時間:約35分
本書はバンコクのブックオブワールドで購入しました。
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本書は鈴木鎮一という方の教育メソッドにかなり影響を受けている本という印象。より深堀するには鈴木先生の本を読むのもよいかもしれない。
以下備忘録
脳の配線は3歳までに決まる
脳細胞はひとつひとつがバラバラでは何の働きもしない。各細胞間を結ぶ橋のような突起が増えて絡み合って初めて外から入ってくる情報の処理ができる。
それが急速に進むのが三才まで。四歳以降は脳の別の部分の配線がなされる。(前頭葉)
コンピューターで例えれば三歳前はハードウェアに相当する部分で、三歳以後はソフトウェアつまり、機械の使い方を教える部分になる。
上記理論の基、具体的に何をすればよいかを分かりやすく記載している。
・いろんなものを幼児期からつめこみすぎということはない。脳はあらゆるものを海綿のように吸収する。
私たちは与えすぎより与えなさすぎに気を付けなければいけない。
幼児教育は英才教育ではない。
・特に幼児期に取得したいもの外国語
外国語
絶対音感
運動神経
感覚的センス
幼児心理学の山下俊郎博士によると怒りの誘因は6つある
1健康状態がわるい
2疲れ、空腹、体の調子が悪い
3不快な事、恐ろしいこと、刺激にあったあと
4十分に動きまわらないでエネルギーが余っている時
5自分の欲求を通す為癇癪をわざと起こす
6怒りっぽい親から怒りの手本を示されたとき
叱るよりもほめる方が効果的。
叱る方が強い威力を発揮する。幼児は抵抗し身構える異常な才能を発達させてしまう。
ほめる方が費用対効果が高い
幼児は叱られたことや不快感を【悪い】と判断する
幼児が善としているのは「おもしろかった」「愉快だった」という快感をもったこと、それが段階を得て褒められること=善だと思うようになる。
叱られるのも不快だから悪いという意識をもつ
繰り返しは進んでする
繰り返しはハードウェアに正しい配線をする重要な意味をもっている。
創造性をはぐぐむには
出発点は幼児期の主観的な感動、感受性にある
非現実的な空想も創造力の発達の出発点
幼児には技術や理論ではなく勘をみにつけさせよ
仕事が大変といってもこの世界であかちゃんを育てるより大事な事はない
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音楽も本も英会話もまだ早いではなく、興味を持ったものは与える、実験データをもとに書かれているから、古くてもうなずけるところもある。
子育てはおなかにいる時から。
もっと豊かな音楽など聞かせればいいのかとも思うが、
いい耳を作るためには、小さいうちは電子音は避けたほうがいいともいうし、何もどう選択するのか迷う
でも音痴の母親の子は音痴というのは分かる。
終始鈴木メソッドが登場してくるが、やっぱりそれができる人とできない人とでは違ってくるのだろうなぁ。
母親の自信のなさが子どもをダメにするというのにどっきっとしたが、なかなか自信を持って子育てするのは難しいなぁ。
画用紙の大きさ、規格サイズにこだわって描かなくてもいいのではというのが面白かった。今度巨大な画用紙で色々やってみよう。