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紙の本

チャンドラーを継承する、絶品のハードボイルド

2001/05/18 05:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:旅歌 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 凛とした透明感と、ハードボイルドでは珍しいくらい清潔感の漂う作品だ。血生臭いシーンも多々あれど、ロスアンジェルスの気候風土と相まって不思議なくらい清潔で乾いた印象を残す。バル・デュランとカイル・アボットが初対面で恋に落ちてしまうシーンなんて、清冽でハートにビンビンきちゃうのだ。筆がたつってこういうこと言うんでしょうね。

 90年代最後を飾る、『さらば愛しき女よ』であるな。ある意味古典的な仕掛けなんだけど、ほろ苦い読後感がたまらなく胸を締め付ける。う〜ん、ハードボイルドだなぁ…、たまんないよ。んでも、このエピローグはお約束かな。だから別に驚きはないんだけど、それでもこんな読後感を残すんだなぁ…。ああ、久しぶりにグッと来るハードボイルドを読ませてもらいました。

 しかし、よくもまあ、これだけぶっ飛びの人物を作り上げられるもんだ。メインの連中以上に脇役に印象深い奴らが多いのが特徴かも。大鹿マロイを彷彿とさせるダリル・デッカー、マイアミの大物麻薬ディーラーのジュニア、その手下のアルマンド、刑事フィルとイネス、グレース婆さん…。主役クラスも含めてその人物たちが、ライト感覚でスウィングするすばらしい文章に乗っかって派手に騙しあう、追いかけあう。転がるようなストーリィがスウィング感を煽る。そこはかとない寂寥感に包まれた極上のハードボイルドなのである。これでプロットにもうちょっと力を入れてくれたら言うことなしなんだけどな。

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