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ビリーミリガンとかアルジャーノンとか読んだ時は、精神医学系の作家だと思ってました。
が、SFですね、アルジャーノンも。
ダニエルキイス全部読もう。
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中学生のときに読んだ本。
表題作、『心の鏡』は
今まで読んだ中で最も
自分にとって大切な小説だと
認識している。
Crazy Maroになりたいんだろうな。
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『心の奥底のどこかで、彼は昔読んだことのある一文を想起して、それが現在の情況に当てはまるような気がした。』
心理学、精神医学といった分野に関する種々のテーマを、SFというアプローチで描いている短編集。アルジャーノン然り、口当たりがなめらかな作品が並んでいるが、濃厚な深みの効いたものもある。個人的には、「限りなき慈悲」と「心の鏡」が好き。どちらも、今後人類が向きあっていかなければならない永遠のテーマだと思う。そういった恒久的な側面を、有限の尺を以て物語を組み立てるという性質を持つSFに落とし込んでいるあたり、非常に巧みだと思った。まさに合わせ鏡かと。
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タイトルにあるSF誌に掲載された作品など七編からなる。
なかでも「アルジャーノンに花束を」は、長編化される元の作品なので、興味深い。
長編化されて、深みが増していることがよくわかる。
ここでは、チャーリイはパン屋ではなく、プラスチック工場で働いている。
長編作品で描かれた父との関係などは出てこない。
また「アルジャーノンの花束を」を読みたくなってきた。
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短編集。「アルジャーノンに花束を」の短編もあったけど、長編より短編のほうが個人的には好きだと思った。「心の鏡」は心理学を読んでいるような感じだった。
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2011.8途中まで読み終わった。
アルジャーノン~は切なかったけれど、良い作品だと思った。
長編の方も好きだけれど、こっちもサクッと読めて好きです。
数作品の小説が収録されているので、興味のあるものから読めて◎
追記:読了
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「アルジャーノンに花束を」の作者としての認識しかないが、こういう空気感のある作品集は読んでいて穏やかな気分になる。
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序文 (Preface | 小尾芙佐 訳) / 書き下ろし
エルモにおまかせ (The Trouble with Elmo | 小尾芙佐 訳) / 初出 Galaxy Science Fiction 1958年8月号
限りなき慈悲 (The Quality of Mercy | 小尾芙佐 訳) / 初出 If 1960年11月号
ロウエル教授の生活と意見 (A Jury of Its Peers | 小尾芙佐 訳) / 初出 Worlds of Tomorrow 1963年8月号
アルジャーノンに花束を (Flowers for Algernon | 稲葉明雄 訳) / 初出 Magazine of Fantasy and Science Fiction 1959年4月号 (1960年ヒューゴー賞短編小説部門)
心の鏡 (Crazy Maro | 小尾芙佐 訳) / 初出 Magazine of Fantasy and Science Fiction 1960年4月号
呪縛 (The Spellbinder | 小尾芙佐 訳) / 初出 North American Review 1967年5月号
ママ人形 (Mama's Girl | 小尾芙佐 訳) / 未発表
解説 (早川書房編集部)
『心の鏡 ダニエル・キイス傑作集』 1993.12 早川書房刊 文庫化 (解説 (久美沙織)を割愛)
カバーデザイン ハヤカワ·デザイン
印刷 三松堂印刷
製本 川島製本所
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2014年9月29日読了。中篇「アルジャーノンに花束を」を含む、ダニエル・キイスの日本編集版の短編集。「アルジャーノン」を読みたくて・相方に読ませたくて再読したが、またしても涙。やはり長編よりもこの中篇のスピード感と読後の切なさがたまらない・・・。チャーリイが工場を再び訪れるシーンは思い出しただけでも泣ける。表題作や「エルモにおまかせ」など他の作品も、手堅く作ったSFという感じで普通に読めた。
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最初の3作品はAIの問題。50年代の終わりから60年代の初めに書かれたものなのに全然古さを感じない。むしろ今だから、こういう不安や恐怖をひしと感じるのではないか。
『アルジャーノンに花束を』の短編が収録されている。本書の中でこれだけが稲葉明雄訳。長編の小尾さんの訳では、チャーリーの一人称が「ぼく」で純粋さがクローズアップされている。稲葉訳のこちらの短編は、始終「おれ」と語っている。長編と比べるとチャーリーが若干ふてぶてしいけど、それだけに彼の苦悩が伝わってくる。
後半の3作品は不思議な能力を持った人達の物語。表題になった『心の鏡』が良かった。
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中編版『アルジャーノンに花束を』が収録されているダニエル・キイスの短編集。全部SFですが、キイスらしく人間の心にも焦点があたっていますね。いずれの短編も良くできていて、面白かったです。