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紙の本

ディジタル時代におけるジャーナリズムとしてのマス・メディアのあり方を提言

2000/07/10 09:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:西 正 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本格的なディジタル時代を迎え,ビジネスとしての放送産業論が多く語られるようになっている。インターネットという新たなジャーナリズムのあり方も注目を集めるに至っている。本書では,ディジタル技術の浸透という新しい情報環境の変化のなかでも,テレビ放送は何とかジャーナリズムの一環として生き残ってほしい,と期待する市民,視聴者の立場からやや厳しめの提言が行われている。
 民放を中心に,ジャーナリズムとしての志,気概,社会的機能のすべての面で,その衰退が見られるとし,単なる娯楽情報提供機能ばかりが強まっていることに憂いを示している。さらには多くの不祥事を起こすテレビ局のモラルの低下が即,ジャーナリズム機能の低下につながっているのでは,との指摘も鋭い。テレビ放送には是非,21世紀にもジャーナリズムの志を失うことなく,立ち直ることを期待している。
 本書は,1990年に刊行された「テレビ放送を考える」の続編という位置づけにある。本書では,テレビとは何か,私たちの生活にとってどうあるべきなのか,という古くて新しいテーマに挑んでいる。さらに,テレビの現状に対しては,できるだけ実証的に提言しようとのスタンスを採る。11名の筆者が各章を分担しているが,編者の実力もあってか比較的論理的な整合の取れている好著と評価できる。
 しかしながら,ディジタル技術の導入は,確実にテレビ放送の役割を変貌させていく。懐古主義に立って,ジャーナリズムとしての意識の高揚を求めることには無理がある。データ放送など新たなサービス形態も登場してくるなか,ジャーナリズム精神の発揮の仕方も新たな形になっていかざるを得ないはずである。多面的にカバーされており読みやすい内容であるだけに,テレビの変容をもう少し広く捉えていただけば満点の本。
(C) ブックレビュー社 2000

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