紙の本
この作品の大成功は、ファンタジー界にはマイナスだった。
2004/03/20 13:32
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アルテミス - この投稿者のレビュー一覧を見る
流行り過ぎてると読む気をなくすという性分のせいで、この本を読むのが遅くなった。
で、遅ればせながら読んでみて。
しまった、もっと早く読むんだったとは、残念ながら思わなかった。
いや、流行っているだけのことはある、とは思う。読書嫌いな友人の息子がこれだけは一生懸命読んだ、というのもわからないではない。少なくともページを繰らせるだけの力はある。
子供を夢中にさせる筆力というのも、才能の一種であるとは思うし、その意味での才能は、著者に備わっているとも思う。
本作は、魔法など現実には存在しないが読んでいる間だけは存在するのだと子供をだますことができる、非常に上手い「子供だまし」だ。(この場合の「子供だまし」は、ほめ言葉として使っている。)
でも。
この本に、何か新しいものがあるだろうか?
先人達の創造した数々のファンタジーの名作の、ヴィジュアルなわかりやすい部分だけを抽出して、子供向けに提示しなおしただけのしろものではないか。
子供ならともかく大人でこの本を傑作だと思っている人は、たぶんファンタジーになじみがなかった人なのだろう。
そして、そういう人たちはこの本によって、ファンタジーとは子供向けの本であるという認識を新たにするのだろうな、と思うとがっくりくる。
たいていのファンタジー好きの人は、子供だましな本が好きなんだな、と思われることにうんざりしているのではないだろうか。(この場合の「子供だまし」は、当然ながらけなし言葉である。)
大人も楽しめるファンタジー、という言い方には心底腹が立つ。ファンタジーが子供のものであるという前提に立ってのものであるからだ。
そのせいで、ある程度の年齢に達しないと味わい得ない大人向けのファンタジーの市場が不当に小さくなり、日本人の創作の出版も海外作品の翻訳もされにくくなっているような気がしてならない。
この作品の大成功は、日本のファンタジー界にはマイナスだったと思う。
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高校の時、父親が児童向けの本を読んでるーって、軽い衝撃を受けたのに、結局は自分のほうがはまってしまった本。現実逃避して、読み始めた記憶が。
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読んだ時の歳によって感じ方が変わる...今でもシリーズを通して何度も読み返してしまう出会えて良かった(`;ω;´)!!と思える最高の作品。
小学生の頃に出会ってハリー達と共に成長してきたから、
その巻毎にその歳である悩みをリアルに感じながら読めた事でハリー達を近くに感じてより世界に入り込みやすかったのかなと思う。
もし今の歳で読み始めたら、
ハリー達の考えや本当はどう思っているのか等を十分に理解出来なかったと思うし、他に手段があったのでは?と冷静な目で見てしまっていたかも知れない。
また、今小学生が読むとしたら最終巻での心情の解釈がハリー達とは異なってしまうと思う。
15歳,20歳,30歳~読み返す時の歳によって前回とは違った角度が見えてきて何度も楽しめる作品に感じた。
■DATA
┈┈┈┈
::★[シリーズ/5 ║ 1巻/5]
::購入[C]
::所持[A]
::読了日[2000-12-28]
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子供向けのファンタジー作品だと侮って
痛い目に遭った思い出。
海外の人たちが忍者に魅力を感じるように、
魔法使いには惹かれる。
作り込まれた彼らの世界の設定、
雰囲気、数々の魅力的なアイテム。
ハマりますね。
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『例のあの人』によって両親を殺されたハリー。その時まだハリーは幼い赤ん坊だった。何故か『例のあの人』の邪悪な呪いにかからず生き残ったハリーは伯母の一家に引き取られて11年が過ぎた。
そこへ突如送られてきた“ホグワーツ魔法魔術学校”への入学案内。伯母一家の執拗な苛めを掻い潜り、ハリーは無事ホグワーツへ入学した。そこで、ロンとハーマイオニーというかけがえの無い親友を得る。ドラゴとその仲間達にいじめられつつも楽しい生活を送るハリー。
しかし、何故かスネイプ先生だけはハリーを憎んでいる様子だった。不穏な動きをするスネイプを監視続ける3人はやがて“賢者の石”の存在を知る。それをスネイプが手に入れれば『例のあの人』が戻ってくる。そう推察した3人は誰よりも先にその石を手に入れようと試みるが、そこでは『例のあの人』との対決が待っていた。
なんでしょう?これは?とにかく可愛い。何が?と聞かれると具体的に言えないが、細々とした設定が可愛い。とっても夢がある。これはベストセラーになって当然だな。と感じた。
翻訳作品は苦手なので、ところどころに判らない点や想像が出来ない部分があるので読んでは戻り、戻っては読んで……と時間がかかった(笑)未だに頭の中で繋がってない部分があったりして……(汗)
これほど善悪がはっきりしていたら確かに子供でも読めて納得するね。善は勝つ!といういい見本です。最終の対決も無理なく終わらせてるし、魔法使いが主人公だからと言って究極に強いワケでも無い。使う魔法もほのぼのしたノリだ。ストーリーは勿論しっかりしてるので大人でも充分楽しめる。
9月1日午前11時ロンドンのキング・クロス駅9と3/4番線から出発する汽車に乗りたいものだ(笑)
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この本の出版自体がひとつの事件になってしまった感のある大ベストセラー。正直言って、ベストセラーには背を向けるというあまのじゃくな性格なので、実は読んだのは出版されてからずいぶん時間がたってからだった。
あんまり期待しないで読んだのは確かなのだが、確かに売れるだけのことはある、とても楽しく読んでしまった。設定にしろ発想にしろ、なんとなくありそうな話だし、逆に安心して読めるようなところもあるのだけど、決して画期的な名作だとは思わない。
ただ、やっぱりうなってしまうのは、繰り出されるイメージの豊富さだと思うのだ。ちょっとふくらませば一冊の長編になりそうなイメージを、惜しげもなく使っていく豊かさ。だから、どこまで読んでも作者の描き出す世界に安心して浸っていられるし、その世界の中にいること自体が快感になってくる。
そういう意味では、ファンタジーの王道をいくものだし、言葉による世界の創造をきちんと感じられるこの物語を、あんまり本を読まなくなったといわれる多くの子供たちに読んでほしいと思う。
って、僕がいうより、もうたくさんの子供たちが読んでますよね。世界的に。
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(2002.01.22読了)(拝借)
(「BOOK」データベースより)amazon
ハリー・ポッターは孤児。意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知る。キングズ・クロス駅、9と3/4番線から紅色の汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。親友のロン、ハーマイオニーに助けられ、ハリーの両親を殺した邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決までの、息を飲む展開。9歳から108歳までのファンタジー。
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世界中でベストセラーになるのもうなずける面白さです。初めのほうの、ハリーがまだマグルたちと一緒にいるあたりはけっこう読むのがつらかったりもするんだけど(ハリーの境遇があまりにつらくて)、それを越えたら一気によめます。ぐいぐい引き込む力がありますね。
面白かったつーのはそれでよしとして。
わりと、勧善懲悪的ですね。一応「児童書」だから、それでいいのかな、とも思うし。
でもねえ、あまりにもスリザリン(寮)の人たちが…あまりにも、だなあと。一人くらい、ハリーたちに
「なんであいつがスリザリンなんかにいるのか理解できないよ!」
と言われちゃうようなハリーたちと分かり合える人がいてもいいんじゃないかなあと思ったりね…するわけですよ。
寮対抗にしてる以上無理なのかもしれないけどさあ。
ハーマイオニーがね。トロール事件の後からはそれほど気にならなくなったけど、初めはイヤ~なヤツでしたねえ…。なんか、昔の自分を見ているようで;;
イヤなヤツだなあオイ!(笑)
改めてわかる自分のイヤなヤツ加減…トホホ…
ハーマイオニー、たくさん失敗していい子になってね!
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ハリー・ポッターは孤児。意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知る。キングズ・クロス駅、9と3/4番線から紅色の汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。親友のロン、ハーマイオニーに助けられ、ハリーの両親を殺した邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決までの、息を飲む展開。9歳から108歳までのファンタジー
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まずはこれから読まなくちゃ
始まらないっすっ。
お時間ができたときにでもいいので
ぜひ ページをめくってみてほしい・・です。
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普通に読める。
それだけ。
騒がれているので期待して読んだら、これといって面白いわけでもない…。
そう感じた。
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こんな本に 今まで出逢ったことがないわ! 本当に感動! JKローロングさんの想像力って!! それからユーモアのセンス!全く持ってすごすぎる!!
全世界を虜にするだけあるわ!
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J.K. ローリングさんの想像力には驚く。でも映画観た後だとちょっと冷める。小説派の人は逆かもしれないけど。映画だとセリフまわしがロンハーぽい。
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学園の友人に『読め!!』と推され流行に乗じて読んだのですが、とても面白かったです!このシリーズの本は登場人物に魅力を持たせるのがとても上手だと思いました。伏線や展開も読んでいて飽きないし、読み終わったあとも消化しやすかったですv
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ハリー・ポッターは孤児。意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知る。キングズ・クロス駅、9と3/4番線から紅色の汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。親友のロン、ハーマイオニーに助けられ、ハリーの両親を殺した邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決までの、息を飲む展開。9歳から108歳までのファンタジー。
ハリーポッター第1段ですね。
映画ももちろん見ました。