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列強の植民地化を辛うじて維新で回避し、薩長土肥閥国家として産業は農業、人材は読書階級の士族でスタート。ヨチヨチ歩きの明治指導者達は精一杯の知恵と勇気と外交能力の限りを尽くす。舞台は伊予・東京・欧州・中国。主役は秋山好古・真之兄弟と正岡子規。明示初期の教育状況をたどる。
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2007/07/10 tue
日露戦争で活躍した秋山好古、真之兄弟と、
同郷の正岡子規のお話。
NHKでドラマ化されると聞き、
「先に読まねば」と読み始めた。
けど8巻って…
3人の男は、それぞれに味があっていい。
違うようにも思うが、
共通しているのは大らかなところだろうか。
伊予松山の人の習い性なのか。
伊予ことばもいい。
P11に、好古が両親に対し、真之の始末について
「あのな、そら、いけんぞな」と意見する
。
そのあと
「由来、伊予ことばというのは、
日本でもっとも悠長なことばであるとされている」
という行に、妙に納得させられた。
陸軍、海軍、旧制学校など難しそうなイメージがあるが、
司馬遼太郎の文体と伊予ことばが
作品全体を柔らかい印象にしているのかもしれない。
やっぱり司馬遼太郎は読みやすい。
2巻が楽しみ♪
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全8巻。多くの苦悩、犠牲、正義、過ち。
明治維新後の激動の日本。日露戦争を舞台に活躍した、日本人の話。
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明治維新後の近代日本を、秋山好古、真之兄弟と正岡子規を中心に描いていく。それぞれの性格が特徴的であり、その性格が日露戦争の勝利を導くことになる。子規が野球をもたらしたとは有名な話。病に置かれている中でも野球を行うという、驚くほど楽観的な性格であったことが印象的である。
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日清・日露戦争を軍人の秋山兄弟・友人の正岡子規を中心に描いた大作。(全8巻)明治時代のもつエネルギーに感動した。また、武士の時代の男気やプライドと合理化された考え方が調和した人たちが面白い。歴史としても知っておきたいと思った。
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シリーズ全巻
明治という時代に立ち向かった青春群像を、10年の歳月をかけ渾身の力で書き上げた壮大な物語.
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偉大なる先人たちに感謝。いまの時代にこそ、日本人の素晴らしさをもう一度見直さなければならないと思います。全八巻読んでください。
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日清・日露戦争期の日本を軍隊中心に描いた作品。
司馬遼太郎の作品の中でも一二を争うくらい高評価だけあって さすがに面白かった。
特に日露戦争部分は登場人物の描写がその人の長所も短所も合わせて描かれてて、その人間くささがよかった。
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夏休みにこの本を読む習慣。
司馬の本で最初から最後まで読めたのは、坂の上の雲だけだな。
最前線にいるという誇りは必ず人を強くするんだと思う。
心にのこるのは、事実はじゃなくてドラマ。
ものがたり。
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誰かが言っていた「日本の歴史は司馬遼が作る」。言い得て妙である。文庫全8巻という作品なのでまとめてこの巻に記す。明治中後期の国際紛争に直面した国家の様子を、戦の中心に居た武人の兄弟を中心に(序盤は正岡子規もからめて)物語が展開する。戦が始まる前は人が中心であるが、戦が始まってからは戦記となる。ちょうど文庫の3−4巻辺りが様相の境目となる。人が描かれる序盤は明治の庶民の心意気が感じられて好ましいが、その後の戦記は作家の思想が迸り過ぎていて鼻持ちならない部分が多い。膨大な資料を基にしただろうと思われる詳細な記録をベースに創作されているので、一見すると全てが事実のように錯覚する。“これは小説であり小説とはすなわち虚構の世界である”という当たり前のことを常に頭の片隅に置いておくことが必要だろう。そして史実に近づきたければ複数の書物に拠らなければならないことも当然のことである。しかし虚実をゴチャゴチャにして正史の如くに作り上げてゆく巧さは、現代の稗田阿礼か!太安万侶か!!といった感じだ。まさに「歴史は司馬遼が作る」と言える。でも、この小説がフィクションだろうがノンフィクションだろうが面白いものは面白い。日本が元気でやんちゃだった時代。その時代を生きて、その時代を作っていった人々は間違いなく居たのである。苦難の時代を生きた彼らを愛おしく羨ましく感じるのである。
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四国松山出身の正岡子規、秋山好古・真之兄弟を軸に、維新から日露戦争までを描く大河歴史小説。子規は文学界、好古は陸軍、真之は海軍に身を投じ、激動の明治を生き抜いていく。日露戦争の是非はさておき、最高に面白い歴史群像劇である。明治国家の、国としての若さ、熱さを強く感じさせる作品。
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しばりょ。日露戦争。
途中でとまったりしつつも全部読めた 全八巻。
日本人だいすきだーーーーー!日本人でよかった。
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正岡子規と、秋山兄弟を機軸として、明治を舞台に描かれた「革新」の物語。スケールの大きさと、どっしりした内容に、読後感たっぷり。
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幕末後、明治初期の人間模様。江戸から明治への移り代わりの中で日本を支えてきた人々の群像劇
購入 2007/1/30
読了 2007/2/14
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ロシア戦争、日本史では、かなり印象薄い。実はこんな展開だったのか。乃木将軍って立派な人だという印象だったが・・・。