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「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ みんなのレビュー

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みんなのレビュー162件

みんなの評価4.2

評価内訳

154 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「始めに結論あり」で進めるアンケートや新聞記事への批判は正しいが、しかし…

2002/06/07 21:24

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uwasano - この投稿者のレビュー一覧を見る

 犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査論を専門とする学者が、現代に蔓延する社会調査のいかがわしさを暴いた本である。【世の中に蔓延している「社会調査」の過半数はゴミである】と言い切っている著者は、過去の様々な社会調査を実例として挙げ、どのようにゴミが生み出されるかを検証している。
消費税導入や、憲法改正のアンケートで、調査する新聞社によって、結果が大きく変わるのはなぜなのか? 著者は、新聞社による「始めに結論あり」というような調査手法を暴き出し、手厳しく批判している。
 また、アンケートではない新聞記事にしても、産経新聞と朝日新聞のそれぞれの印象操作のテクニック(p78,p79)を紹介し、問題視している。
「ジャンクフード」と「子供の非行」や、「ジーンズやハンバーガー」と「健康への悪い影響」等、「相関関係がある」と言われる調査結果のウソ。「選挙の当落予想というと出てくるH大学のF教授」批判。『買ってはいけない』の著者である渡辺雄二氏や船瀬俊介氏への批判と、バッサバッサと批判のオンパレードである。
 一般に多くの人々は、新聞社や評論家などに、適切な判断を下す存在であることを期待している。しかし、実は彼らは様々な政治的な考えを持ち、自分の思想に合うような議論や結論に持っていくことが多い。そのように、「始めに結論あり」というのは、ゴミ情報の量産に繋がり、危険というわけだ。
 しかし、新聞社や評論家を、ただ事実を伝えるだけの存在ではなく、政治的アクションを起こす積極的存在として見ることも可能である。ジャーナリズムというのは、そういう思想家・運動家のような存在であってほしいと思う。その点で、産経新聞なり朝日新聞なりの新聞社や、前出の科学評論家等が、何らかの主張を持っているというのは、結構な事だと思う。
 実際、数学や理科の分野と違い、社会を科学的に扱うことは難しいと思う。小泉首相の支持率のように、市民の考えは移ろいやすい。社会的なデータなんか気にしない、少数意見でも気にしない、という生き方が正しいと思う。多数派の意見のみに流れてしまう新聞社や評論家などが存在するわけないし、あってはならないだろう。
 ゴミ情報に惑わされないために、正しい情報の共有化を強く訴え、官庁や大学の調査データの公開を強く求めるという建設的意見もある。全く正しいことである。インターネットの時代になり、著者の行う計画が進めば、統計情報等、効率的に運用されるようになり、少しはいい社会になるかもしれない。しかし、最終的にモノをいうのは、統計調査ではなく、政治的な思想を持った個人のリーダーシップだと思う。

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紙の本

デタラメな「社会調査」の害にウンザリ

2001/07/18 05:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 インターネット上の議論の場でも、デタラメな社会調査は大変な害を及ぼしている。ある主張に都合のよい「社会調査」は、デタラメであっても何度も何度も何度も引用され言及され根拠として用いられ、そのたびに「それはデタラメだ」「どこがデタラメだ」というゴミ論争にもつれ込んでゆく。なんという浪費。

 コロッと騙されてしまう人(単なるうかつ者から中高生までいる)を見ていると、本書の第5章「リサーチ・リテラシーのすすめ」に書かれていることが一刻も早く実現されることを望まずにはいられない。

 デタラメを見分ける能力、リサーチ・リテラシーの教育。著者が書いているように、高校や大学にリサーチ・リテラシーを学ぶ場が用意される日が一日でも早く来ることを切望する。

 ま、とにかく、ネットであれこれ議論したりする人はこの本は必読ですね。読みましょう。

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紙の本

調査のウソをあばく

2001/01/22 09:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:dakara - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新聞には毎日のように、「○○調査によると、××%の人が現内閣を支持している」というような社会調査の結果がよく掲載されています。
 しかし、われわれは、その調査がいったいどのようなプロセスを経て行われているのか、ほとんど知りません。
 本書の著者は、そのような「社会調査」の過半数はゴミであるとばっさり切り捨てます。そして、なぜこんなにたくさんのゴミが生まれてしまうのかという問題意識から、きちんとした調査の方法論を身につけること(リサーチ・リテラシー)の重要性を指摘しています。
 やや主張に極端なところがあるような気がしますが、実例が随所に挿入されており、読んでいて飽きません。本書は社会調査をやっている人に、かなりの衝撃を与えた本だと聞いています。一読の価値はあるように思います。

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紙の本

新聞の見方が変わる

2015/11/03 17:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みかみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

社会調査がどんなものなのか、またメディアに載っている社会調査の奇妙な点がわかります。

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紙の本

いい加減な社会調査に気を付けろ。

2001/04/19 18:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナリクン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 デタラメな「社会調査」が世の中を堂々と使われていることに警告した本で共感を覚えます。この本を読んだ後、新聞やテレビなどに載る調査データを見るや「?」と懐疑的になっているはずです。一見、立派で公正な仕事をしているように思える学者・官公庁・新聞社(マスコミ)・シンクタンクなどの調査報告は、得てして、意図的な結論が先にあって、それに沿ったものが作成されているものです。無知な人々は、先の人たちがこんないい加減ことを平気で発表しているとは思わなかったでしょう。筆者の言う「リサーチ・リテラシー(見分ける力)」を身につけて、デタラメな「社会調査」に惑わされないようにしたいものです。

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2004/10/02 14:49

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2005/01/16 10:04

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2005/02/05 01:39

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2006/02/17 23:06

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2007/08/06 08:27

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2006/04/20 23:59

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2006/06/05 19:29

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2006/06/28 23:51

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2006/07/23 21:07

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2006/09/17 07:16

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