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紙の本

タイムマシーンに乗って過去をのぞき見する面白さ、「愛していると云ってくれ」から「ロングバケーション」までの裏話満載の一冊

2001/03/31 15:40

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投稿者:澤木凛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 北川氏はいまや多くの人々が知っている売れっ子脚本家であるが、このエッセイはその北川氏がまだブレークする直前ぐらいに雑誌に連載していたものをまとめたもの。(単行本にまず出版されて、それが文庫になってから読んでいるのでかなりタイムラグがある)時期にすると95〜97年くらいで作品で言うと「愛していると云ってくれ」から「ロングバケーション」が終わるくらいに該当する。

 読んでいて面白いと感じたのは、北川氏の書いている時と我々が読んでいる時に間があるということだ。当たり前といえば当たり前なのだが、この「時間差」が思った以上に面白い。つまり北川氏が書いているときというのは、あくまで雑誌に連載目的で書いているのであって、ほぼ「現在進行形」である。その「時々」を切り取って書いているのだ。それに対して我々が読んでいるのは、今ではその「時々」は既に過去になっているわけで、ちょっとおおげさに言うとタイムマシーンで昔に行ってみている、みたいな感覚がある。

 後に大ヒットとなる「愛していると云ってくれ」や「ロングバケーション」がこうやってつくられているのか、ということも当時はまだ「キムタク」になっていなかったキムタクの様子、常盤貴子嬢の部屋にいって彼女の生活を垣間見た話、その二人で後に大ヒットする「ビューティフルライフ」がつくられることも、当時は誰も知っていない(当たり前だが)。そういうのは振り返ってみると「ああ、こういうことがつながっているのだな」と思うのだ。

 そういう意味で日記や随筆というのは面白い。その時間を切り取って書く作業だからに違いない。きっと「あのときの自分(または彼、彼女)はこう考えていたのか」という「過程(プロセス)」が後の「結果」と見比べることが出来るからだろう。それ故に結果が見えない過程は興味があまりわかない。十分に時間が経過せず、まだ結果が出ていない日記は面白くないし、逆に時間はたっていてもアウトプットとして結果が出ていない日記も面白くない。

 だからこそ結果が出ている北川氏のこの作品は十分に面白い。タイトルの通り、毎日がテレビの日というくらいの読者にはたまらない一冊だろう。

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