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売れすぎて困る。
そしてなかなか手に入りません。
馬場店に来てもし在庫があれば即買いをオススメします。
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霜川事件、三鷹事件、松川事件をうまく織り交ぜつつ、戦後史の裏面を鮮やかに綴った手塚治虫の裏代表作のひとつ。どこまでもどこまでも暗い話に関わらず読者をまったく離さないのは、確実に漫画の神様・手塚治虫の力の成せる技です。文庫本に収録されている橋本治の解説「少年だった大人はグロテスクを獲得することが出来るか?」も必見(『奇子』に触れられているのはごく一部ですが)。
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恐ろしく美しくおとろしく不幸な奇子の話。
漫画でここまでのクオリティをだせるのは手塚さんだけではないでしょうか
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日本は昔こんなだった…こんな暗い風習や差別が、もしかしたら今も田舎の田舎には残っているかもしれない。いや、まことしやかに行われているに違いない。人とは、時代とは、とても恐ろしいものだ。
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手塚治虫大して読んだことないくせにこれは読みました。
最後の方の奇子がとても良い表情です。めろめろ
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晩年(?)の手塚治虫の作品は考えさせられるものが非常に多い。
もともと「命」とか「生命」とかをテーマに描いているが、
これはすごく考えさせられたし、すごく怖かった印象がある。
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これは凄くいいね。
田舎で生まれ育った身としては、こういう地方社会の闇みたいのを(今思えば)垣間みてたので、リアル。
小学校の同級生に被差別部落出身の子とかいたわぁ
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「キコ」って読んじゃうよね、アヤコです。あったのかなーっていう昭和初期らへんの陰惨な一族模様、人生に翻弄されるアヤちゃん。横溝作品でもそうだが、人間てこんなドロドロ感が嫌いではない。ドキッとさせられる世界観に引き寄せられ、不幸なアヤちゃんにちょっぴり恋をした。嗚呼っ。
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終戦直後から始まる天外一家のお話。
またこの一家がものすごい問題多いのだわ。
一家を主体として多岐にわたる人間模様がスゴイ!!
果たして奇子の運命はいかに・・・
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登場人物がみんな、なんてサイテーな人たちなんだっ!!!
と思いつつ、なんか気持ちがわかるような気もする。
このドロドロさは怖い。
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今の時代という視点からみると、非常に”陰惨”の一言だと思う。
自分の見たこともない時代を描ける手塚治虫氏が、生きて感じてきた時代の話なのでこの設定や社会情勢は非常にリアルで緻密な感じがする。
そこに変わらず存在する、人間の欲望というものが加われば…
最初に書いた”陰惨”は間違っていないと思うが、もし自分がその時代に生き、天外家に生まれていたらと想像してみると登場人物のどの生き方も異常と片付けられない気がしてくる。
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手塚治虫の描く女ってこんなに色っぽかったのか
奇妙な人間関係の連鎖で一族が潰れる様が綺麗に描かれていたと思う
ラストの洞窟で奇子だけが生き残ったってのも皮肉が効いててすごくいいオチだし、最後のお母さんのセリフも虚しさを一層引き立てていた
もっと長編になる予定だったらしいが綺麗に終わったなと思った
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大傑作でしょ、これ! 読む前はあんまり期待してなかったけど、全3巻で山崎豊子並の重厚さ。もうお腹いっぱい。一応あらすじ(wikiから)は、
昭和24年、戦争から復員した天外仁朗はGHQの工作員になっていた。ある時、命令で共産主義者の男の殺人(通称 淀山事件)に関与する。その男は、自分の妹の天外志子の恋人であった。
さらに事件関与後、血のついたシャツを仁朗が洗っているとき、知恵遅れの少女お涼と、自分の父親と兄の嫁との間にできた少女 奇子がそれを見てしまう。仁朗はお涼を口封じのため殺し逃亡する。奇子は一族の体面のために急性肺炎で死亡したことにされ、天外家の土蔵の地下室に幽閉されたまま育てられるが…
となってるけど、これじゃ全然面白さ伝わらない。もうこの面白さは自分で読んでもらうしなかいよ。
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図
樋口毅宏の例の元ネタ集から辿ってきた。
1話だけを読んだ時は「戦後間もない旧家の家庭内ドロドロ悲劇」のような展開になっていくのかと思っていたら、1巻時点でどんどん規模が大きくなっていって。
『アドロフに告ぐ』に雰囲気は似ているのかな。
アレよりもっと人間の欲望が混ざり合っているけれど。
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こんなに後味が悪いマンガはないです。
一番悪かったのは生き残ったお母さんだと思う。
大学のレポートの題材にできたくらい内容の濃い話でした。