サイボーグ００９ ２７ （Ｓｈｏｔａｒｏ ｗｏｒｌｄ） みんなのレビュー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：みなとかずあき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

『週刊少年サンデー』に連載されたシリーズの最後のエピソードである「ディープ・スペース編」と、結果的に最後の００９となった「緊急シュミレーション1992編」を収めたShotaro world版『００９』第27巻。
「ディープ・スペース編」は、今読み返すと何となく「完結編」にも似た描かれ方をしている。００１から００９の９人それぞれの夢（？）エピソードが描かれ、最後にギルモア博士の夢エピソードを絡めて謎解きがされているのだが、それぞれのエピソードが短くはあるもののゼロゼロナンバー各々の特徴を表わしているように思える。
このShotaro world版を読み返していると晩年の００９は常に「完結編」を意識しながら描かれたインサイド・ストーリーだったのではないかと思わせられたが、この「ディープ・スペース編」は特にその感が強い。
「緊急シュミレーション1992編」は、漫画作品と言うよりはコミック・エッセイ風で、００９たちが登場するものの元々あったＳＦアクションっぽい感じは微塵も無い。まあ、どんな形でも『００９』が描かれ続けていたということが大事なのかもしれないけれど。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：いやほん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　1992年産経新聞に掲載された、緊急シュミレーション編が収録されています。この作品が収録されているのは、この本だけなので貴重です。