紙の本
面白いけれど少し違和感も
2005/05/23 14:36
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アマゾン・コムという、一つの新しい時代をリードした会社の成立を描いた本としては、面白く読めます。会社成立前後のソフトウェアやインターネットの状況なども、素人にもわかるようにかなり努力して書かれています。ただ、そのために読むのには少し長くなりすぎてしまったかも。また、How toもののような、各章末にある「まとめ」というのもあまり意味はない感じがしました。それでも、新しい形態の組織をつくっていく過程での、創業者の性格、投資家の思惑、時代背景などなど、様々な要因の複雑な絡み具合は読みものとしても楽しめるものです。
一番違和感を感じ、そして逆に興味をもったのは、かなりのページ数をさいて載せられている解説です。「この部分は読まないでいい」とここまではっきり書いている解説はあまりみたことがありません。そんな解説も載せているところがこの本の偉いところなのか、雑なところなのか。「こんな本もあるのか」と不思議な気持ちになりました。翻訳出版の際に、こういう解説をつけようと考えた過程が知りたい、というちょっと違った興味をそそられてしまいます。
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倉庫からはじまったアマゾンドットコムのお話。ベンチャーというと、寝ずに働くというイメージが強いが、一日8時間寝てもいいらしい。
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7月18日読了。アマゾン創業者のジェフ・ベゾズという男がいかに先見性に満ちて魅力的なリーダーか、その下に有能な人材が集まったか、なにゆえにアマゾンが急成長を果たしたのか、といった点が熱っぽく書かれている本。ベンチャー企業の伝記など読むとどれも楽しそうだよね〜楽しかったベンチャーしか本にならないからかもしれないけれど。本の内容も結構面白いが、解説の山形浩生氏の文章がいい感じに嫌な感じ(?読めばわかる)で、そこまで言うなら再読してやろうじゃないか!と意欲をそそられる。
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あのamazon.comができるまでと、できてから今の誰もが知るような状態になるまでにあった、いろんな困難をどうやって乗り越えてきたのかがわかる本です。
こんなに苦労があったのかと思わせるようなエピソードがたっぷりの本で手に取った時とは全く違う印象になった本でした。
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解説がふるっています。読むべきところはここ!とはっきり書いています。逆に、ここは読まなくていい、というのは斬新でした。僕はこのススメに従順に従って、読みました(^^)。
アマゾンの創設者はジェフリー・ベゾス。「スター・ウォーズ」の人気サブ・キャラクター、ボバ・フェットが好きらしいです(^^)。
ベゾスがインターネット書店を思いついたのは「本なら知らない人はいないから」という単純な理由。当時勤めていた会社の上司に、このアイデアを持ちかけますが、却下されてしまい、自分で立ち上げることになりました。
最初は、梱包作業も自分たちの手で行っていました。あまりにも床に膝をつく場面が多かったので、ベゾスが「膝パットが必要だ」というと、仲間に「作業台を買ったら」と言われ、目からウロコが落ちる思いだった、と振り返ります。創業当時の牧歌的な雰囲気がよく出ています
素人みたいなネット書店がだんだん成長していくさまを読んでいくのは、なかなか爽快。起業家を志す人はビジネスのヒントがあることでしょう。
ベゾスが目指していたのは、昔ながらの書店のスタイルだったというのも、興味深いです。主人がオススメの本を客に勧めるような雰囲気を再現したかった、とか。今のアマゾンのビジネススタイルを見ると、納得できますね。
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レポートの参考文献として、軽く読んだ本である。
成功者は、新技術を既存の技術とどうやって生かすかを考える。
とことん自分を信じる。
利益の確保より、機能の拡充を選ぶ。
派生:ベンチャーに失敗する人、アメリカの国土政策
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2000年に出版された本だが、最近出たワンクリックと比べると内容は被ってる所が多いがかなり密度は濃い
技術的な話なども含め、スタートアップを考えている人の参考になる点が多々あると思います