紙の本
スローフードはおいしいのはまちがいない。
2001/02/03 07:20
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投稿者:ミオメロディ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近話題になっている(糸井重里も推奨している)スローフード運動。誰が、いつ、どのようにして始めたか、その背景は、彼らはどんなことを提唱しているのか、をイタリアの自然と食卓を背景に紹介。だから説得力があるなあ。おまけに4年間の取材の結集だそうです。スローフードに興味のある人におすすめ。
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世界中が同じ味じゃツマラナイ。北イタリアの田舎町で始った食に対する取り組み「スローフード運動」を紹介した本。スローフードとは 口に入る食べ物を通じで人や自然、食物との関係を見直そうという考え。小さな町で始った「安心して食べられる質の良い食品を作り、その土地に伝わる伝統料理を守る人たちを応援しようとする活動」が 世界的に広がりを見せるまでがよくわかる。
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スローライフやロハスがこんなにおしゃれになる前の、先駆的な指南書!
食べることって、こんなに素敵で楽しく、自然と人間、人間同士を繋げるものだったんだぁ..!と、本気でイタリアに行きたくなりました。
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「スローフード」という言葉は知っている。でも本当はどんな真意・理念の元に、どんな活動をしているのかは殆どの人が知らなかったりします。
そんな軽い疑問から、イタリア通の著者がスローフード協会本部を訪れ、美味しいイタリアの伝統と、それを守る人たちの話を綴っています。
深く、そして楽しく、時には涎が出そうな一文を交えつつ、食の過去から未来を見つめています。
読み終わった後は、華美では無い、心の篭った美味しい御飯が食べたくなりました。
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ずいぶん前に読み終わった本だが、食と健康、地域社会というものを考えるとき、強い影響を受けている気がします。
内容はちょっと忘れたんだけどね。
でも、また読みなおしてみたいと思う。
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国分寺カフェスローの吉岡さんが勧めていた本だったので、読んでみました。食を愛するイタリアのスローフードな人たちと著者島村さんの交流記録。イタリアだけじゃなく、日本を含む世界の食文化についての問題点が多くの人たちの言葉で語られていて、「確かに」と何度もうなずきながら読みました。暴力や犯罪の最も大きな要因も食かもしれないし、旬を大事にする昨今の考え方は少し前までは全く逆で、自分の地域にない食材を手に入れるために保存や加工の技術が発達していって、当時の桃源郷は現代に今実現していること、そういった歴史の変遷を意識しない論調になりがちなことを考えさせられました。願わくば、そういう歴史を踏まえた上で僕たちでこれからの桃源郷を思い描いて、そこにさらに近づいていけるといいなと思いました。
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スローフードは、反ファーストフードではない。
題名のとおり、スローフードという生き方を問うているのだ、という要の部分がちりばめられている。
イタリアで生まれたスローフードの運動を追っかけて、現代に真摯に向き合おうとしている作者に共感を覚える。
イタリアの風景や人物が見えるような文体は気持ちがいいし、食べることが好きな人はどこも美味しそうな話ばかりだ。
そして、私たちはこれからどう生きていくのかということをすんなりと考えさせてしまう本だ。