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デストピア聖典 SF&ホラー映画の黙示録 みんなのレビュー

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紙の本

デストピア聖典

2000/08/15 18:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:新田隆男 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 反ユートピア=ディストピアではなくて、「デストピア」なのが面白い。

 『デストピア聖典/SF&ホラー映画の黙示録』と題された本書は、世界が崩壊し、全てが死滅した状態=デストピア(死都)と仮定し、そのタームを使って、映画を語る。

 すべての生物は誕生した時から、死へと向かって時を刻んで行くが、その死の方法にはいくつかの道筋がある。本書ではそれらを「侵略」「神と科学」「変身」など、映画に描かれたパターンとして分けて語って行くのだ。

 序文に、「種の絶滅は、きっと種の誕生と同じように美しいに違いない」という表現が見られるが、「絶滅」「崩壊」といった言葉に美しさを感じる著者によって手掛けられた本書は、その多くがグロテスクなホラー映画や、B級パニック映画として片付けられてきた作品に関する著述にもかかわらず随所に詩的な美しさを保っている。

 ゴダールやトリュフォーの批評活動の例を出すまでもなく、どこかの時点で映画の評価が変わることがある。著者は「ハロウィン」などで知られる孤高のホラー監督ジョン・カーペンターを、ジョンはヨハネの英語読みであり、JCというイニシャルこそ、ジーザス・クライストの再来を意味するのではないかと、やや強引な深読みを見せるが、こうした力技こそ、全く新しい地平を切り開く批評の存在理由ではないか。

 雑誌にみられる紹介記事とは異なった、ディープでコアな評論集。我々を導いてくれる映画の伝道師は、ジョン・カーペンター=JC=ジーザス・クライストを唱える著者でもあるのだ。
(新田・エンタテインメント探偵)

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2019/02/10 17:38

投稿元:ブクログ

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