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国民の道徳 みんなのレビュー

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

いいこと、いうなぁ

2003/08/24 01:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

全般的に賛同出来る内容だったが、死についての考え方に疑問が残った。死を考える事は、生を考える事に繋がると言うことは同じ考えだが、「自死」というものを考える事が必要と解く。「自死」と言って「自殺」と言わないところがちょっと分からない所だが、「自らで死を選べ」という主張である。生命至上主義は疑問のある所だが、私は、神から授かった生命をどういう形にせよ自ら絶つのは悪だと考える。もちろん精神が機能せず、介護が必要なくらい老いるなら、自ら死を選べという趣旨なのだろう。私は、そこまで厳しい事を考えていないのかもしれない。私は、無意味な延命処置などは、必要無いと考えているのである。癌を宣告されれば、医学的に生存の可能性はどうか、医師と徹底的に討議し、助からないという結論に至ったなら、運命に身を任す。死の覚悟は、出来ている。しかし、精神が活動していれば、たとえ介護が必要でも、自死など選べない。それは、神の冒涜に繋がると思うからだ。
 その他は、戦後日本の有り方、個の分析、社会の分析、憲法の分析等、概ね同意出来る。道徳とは、過去の歴史認識から始まる。過去から国民に連綿と流れている道徳観を否定することは、現代人が過去の国民より優れているという認識という大間違いを犯しているということだと主張する。その通りだ。
 自分を個人性、集団性、公人性、私人性に分割し、それぞれの領域に人格、利己、規律、帰属という性質に割り当てるのは、見事な分析だと思った。
 一般的な道徳を分かり易く提示した書ではなかったが、現代日本人の道徳観の誤りを見事に説明した書と言える。
 「朝まで生テレビ」での西部氏の見方が変わるであろう。

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紙の本

<頑固おやじのお説教>

2003/05/25 01:20

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まんでりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 お説教は長くなる。
 673ページにおよぶ全編これ説教の本である.
 「昔は馬鹿をやったなあ」と語る人は、必ずと言ってよいほど今も馬鹿をやっている。
 さて、馬鹿は死ななきゃ直らないのは致し方ないとしても、己の馬鹿に対して自覚的であるか無自覚であるかは大きな分かれ目となる。
 この著者は、この意味で確信犯である。
 馬鹿を承知でやっている。
 自らの過去を否定して利口ぶるようなまねはしない。
 (このあたりに妙に愛嬌が漂う)
 また、だから保守と呼ばれるようだが、それなら人間は年をとればよほどの腰抜けででもない限り、保守になるのが筋で、出来不出来にかかわらず、そうならなくては自分の人生に対して申し訳が立たないではないか。
 ただ、たとえば勝小吉のように書くことが許されなかったとはあとがきの言であるが、権現様の言う通りという時代ではない現代にあっては、まさしくやむをえぬ仕儀ではあったろう。
 名ばかりの「道徳」のヴェールを剥ぎ取り、その偽りを炙り出せるのは、皮肉な逆説ではあるが、この著者のような自称「不道徳漢」なのかもしれない。
 (こういう物言いにも含羞が感じられる)
 まあ、言葉遣いに些か学者風が強いが、これも著者の過去を保持する構えによるものであろう。
 茶化して言うわけではないが、いずれにしても著者が自らに語って聞かせるべき説教がこれほどまでの分量になる人生はなかなか充実したものであったとは言えないだろうか?

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紙の本

10月27日今日のおすすめ

2000/11/17 17:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

【著者からのコメント】

西部 邁(にしべ すすむ)「新しい歴史教科書を作る会」理事/秀明大学教授/評論家


家庭は社交場であり、家庭の団らんを、無視することはできない

 社会を構成する最小単位である夫婦、家族のもつ意味は、大変に重要です。それは、国家、社会の縮図にほかならないからです。
 例えば、働くことの意味を考えてみます。今、フリーターという、職業といえないような仕事についている若い人たちが、堂々と、「職業は?」と聞かれて、「フリーターやってます」と答えます。
 お金を稼ぐこと=仕事なら、それでもいいでしょう。しかし、仕事には、自分の人生設計の重要な部分があり、自己実現の場でもあり、生きることの意味も含まれています。そこにはプラス価値があるはずです。
 とこらが、フリーターと自らを呼ぶ人たちは、仕事の内容でなく、時給いくらということのみに満足してしまっています。
 なぜなのでしょうか。私が思うに、親が働く姿を見せていない、親が仕事について話しているのを聞いたことがない......ひどい場合には、母親が父親に向かって、「アンタは給料さえ家に運んでくればいいのよ」と言っているのを聞いて育ったのではないでしょうか。
 これは、子供が働くことの意味を考えるはずもないし、親を尊敬するはずもない。
 家庭で覚えることは、たくさんあります。家庭内のゴミ問題から地域のゴミ置き場のことを考える。そこでは公共心もめばえ、最終的には、産業廃棄物問題、地球の環境問題を考える力、知恵もつきます。
 家庭内で、様々のことをしゃべる......家庭の団らんというと、よくホームドラマの偽善を感じるという人がいますが、人間は言葉、言語をもった唯一の動物です。しゃべること、語り合うことなしに、何も生まれません。
 私は“家庭は社交場である”と考えています。こうした視点からの道徳も提案します。(談/パンフレットより転記)


【主な項目】

■文化
* 「個人尊厳」は、どれほど立派なのか
* ヒューマニズムが持つ残酷さについて
* 戦後の日本を迷走させた進歩主義
* 自由・平等・博愛VS統制・格差・競合から秩序・公正・活力へ
* 伝統にもとづく道徳、道徳にもとづく法律
* 基本的人権の原理からルールを設計するのは誤りだ

■政治
* 地球市民という幻想
* 「国民」と「市民」と「私民」
* 国のルールは常識と良識が基礎
* 指導者なき民主主義はスーパーパワーの餌食になる
* 祖国のために死ぬということ
* 国家象徴の意義—日の丸、君が代、天皇
* 日本国憲法は世界と個人に裂かれている

■経済
* なんのための豊かさか
* 組織が自由を抑圧するというエセヒューマニズム
* 世界を自殺に導くグローバリズム
* 情報ベンチャーたちが必ず転倒する理由(わけ)
* 文明と環境の衝突
* 高度情報化は精神の浅薄さをもたらす

■社会
* 学校と世間を切り離してはいけない
* 親が子に伝えるべきこと
* プライバシー権は正義の御旗ではない
* なぜ「恥の文化」を忘れてしまったのか
* 家庭は社交場である
* 人はなぜ人を殺してはいけないのか
* 教科書では教えられない教育の根本「徳」について
* 母性の欠如が事件を起こす
...など約40テーマを収録。

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2009/12/03 17:16

投稿元:ブクログ

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2010/01/26 23:47

投稿元:ブクログ

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2014/05/15 00:56

投稿元:ブクログ

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