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初めてのジェフリー・ディヴァーの単発もの。リンカーン・ライムのちょい役で出ていたうれしい演出。そして逆にリンカーンシリーズにも出てきたことを思い出す。
内容的にはディヴァーらしい感じなのだが・・・なんだかしっくりこない。回りくどいというかなんというか。最初に犯人があっさりひき殺されるあたりで、あぁこれ絶対にそんな単純じゃないとディヴァーファンなら分かってします。せめて途中で真犯人が生きていることをほのめかしてくれればワクワク感が出るのだが、それもないのでなんとなく半信半疑で読んでします。ラストもあっさりすぎるというか、唐突すぎだ。真犯人の完璧も、その完璧性がいまいち感じられない。ウォッチメーカーや魔術師のような者がやはり完璧な犯罪者だと思うし、同時期に書いていた『コフィン・ダンサー』に犯人の方がそれに近い。やはり自分としてはリンカーン・ライムの捜査手法やキャラクターが性に合っているのかもしれない。ただ、そっちも1作目ははまれなかったので、パーカーのもシリーズになればはまれるか?ただ、捜査手法としてもっと筆跡鑑定的なものが入るといい。本作では実質的に脅迫状からの手がかりはほぼなく、最後の謎解きにちょいと役に立ったのみ。むしろ訳だったのはリンカーン・ライムだろう。
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文書検査士って初めて知りました。
犯罪捜査って本当にいろいろ細かい操作を地道にやっていくんですね。
海外ドラマでも「CSI」とか観てましたけど。
今回もやられました~(笑)
私がわかるわけないけど、それにしてもあのシーンで事件は解決かと思ったら、残りページがかなりあることに気がついて、これはまだなにかあるんだ~と期待しましたけど、まさかねぇ・・・
びっくりでした。
まったく考えても見なかったです、あの人がねぇ・・・
そして「えぇ!!」でした。
本当に次から次への大どんでん返しで、夜も眠れず、朝も早くから気になって目が覚めて(笑)
チラッとリンカーン・ライムが登場したのは嬉しかったです(^^♪
しかし、本当にすごい作家さんだなぁとひたすら感心してしまいました。
面白かった~~~
でも、姿を想像しただけで怖かったぁ~殺人鬼・ディガー
少し哀れでもありましけど。
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大どんでん返しは、リンカーン・ライムの
専売特許じゃ無かった。
いつもはリンカーン・ライムシリーズに時々出て来る
パーカー・キンケードが今回は主役。
よって逆に今回は、リンカーンがカメオ出演しています。
でも、冷静に考えてみると、このパーカー・キンケードものは、
リンカーン・ライムものと相似形ですね。
自分の分野では殆ど比類することなき才能を発する
(自分の分野以外はからっきしだけど)元法執行官と、
その元法執行官の相棒となる現役法執行官。
そういう相似形作品だからでしょうか。
シリーズ化はされていないようです。
ずいぶんと思わせぶりな終わり方なんだけどなぁ。
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筆跡鑑定士パーカー・キンケイドが脅迫状や現場に残されたメモなどの証拠から、ワシントンで発生した大量無差別殺人犯を追う。
証拠物件を詳しく分析という意味でリンカーン・ライムシリーズに似ているが、そのリンカーンも電話で登場。
捜査で出会ったFBIのマーガレット・ルーカスとの関係やパーカーと前妻との子供の養育権の問題など今後気になる点がいくつもあるのでシリーズ化されているのかと思って調べたが現状ではされていないらしい。
パーカーが古巣FBIに召喚されてすぐの場面で「三羽の鷹が農夫のニワトリを狙っていた。農夫はある日、三羽が鶏舎の屋根にとまっているのを見つけた。銃には一発の弾しか入っておらす、距離も遠いので一羽しか撃てない。彼は左側の鷹を狙って撃ち殺した。弾が跳ねて飛ぶことはなかった。さて屋根にいる鷹の数は?」というクイズの記述があり、作中何度もこのフレーズが繰り返される。
音にびっくりしたあとの二羽は飛び去ったので屋根にはいないというのだろうと思ったが、その答えは著者あとがきでしっかり明かされる。
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さすがはジェフリーディーヴァー!
全く予想のつかない展開。すごい。
最近読書意欲が激減していたけれど、こんな本なら意欲復活!
ライムも出てきたし。
下手な新刊本読むより、ライムシリーズでも読み返そうかなあ。
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文書検査士、パーカー・キンケイドシリーズ、第一弾。第二弾以降があるかどうかはわからんが。(希望)
筆跡鑑定士ならわかるけど、文書検査士というのがあるとは。ネットの時代になって、筆跡鑑定士の需要はどこにあるのだろうと思っていたが、なるほど、文書検査ならこれからも必要であるかも。
でも「文書」を読み解く力だけでは、捜査官にはなれないのであって。キンケイドならではの能力のすごさを存分に味わえるストーリーになっている。
ヂーヴァーらしく、最後まで読めない展開に夢中になったが、最後の最後、あれはアリかなあ、とな。
なんにせよ、次作も買いてほしいと切望してしまう。
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筆跡鑑定パーカー・キンケイドが主人公。これってシリーズかな?ある日ワシントンで乱射事件が発生。犯人は2人以上、まだ事件は続くと思われる…。
最近、北欧ミステリーにはまっているからかな?ジェフリーディーヴァー作品の、立て続けに事件やトラブルが起こるのを読むのが辛くなってきた…。スケールが大きくて、映画にしてもあきなさそう。
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古本屋で見つけて購入
これはシリーズ化は難しそうですが
この話と登場人物達は好き。
馴染みのない英語の筆跡の話も
出てきますが、気にならずに読めた。
ただ一つの心残りは、これとキャサリンダンスのスリーピング・ドールの後に読んだ為、若干犯人の予想がついたこと。
読む順番って大事
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逆転につぐ逆転で最後まで読む手が止まらないサスペンス。ただ日本語訳が雑で少し読みにくいのが残念。リンカーンライムがゲスト出演。
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この本は、東大首席卒業の山口真由さんおすすめの本でしたが、JDの著作の中でもダメな方の作品でした。
それにしても、彼の作品の出来不出来の落差の大きいこと。
納得できなかった部分はたくさんあるが、例えば犯人にたどり着く重要なポイントには致命的なミスが。
個人の筆跡のクセは何も考えずに書けば特徴的なものになるが、例えば利き手ではない方の手で書いたり、ペンをわざと握手するときのように握って書いたりなど従来と意識して違って書くようにすれば、当然違った筆跡になります。
用意周到な犯人が作成した手紙の筆跡は、当然本来自分では書かないであろう筆跡を使っていたはずです。
にもかかわらず、咄嗟に書いた手書きメモが犯人仕様になっているという荒唐無稽さ(普通に書けば問題ないじゃん!)は脱力レベルのオチです。
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FBI文書検定士パーカー キンケイド、FBIワシントン支局長マーガレット ルーカスが、完全殺人犯に挑む。
悪魔の涙The devil’s teardrops 小文字のiの上の点
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初のジェフリーディーヴァー作品。
ノンストップで動き出すジェットコースターのようなストーリー展開に序盤から引き込まれ、一夜で読破してしまいました。
ストーリーと同時並行して起こるパーカーの親権問題がパーカーや周りの性格描写に厚みを持たせ作品の魅力を増すという二重構造も綺麗で素晴らしく、無論犯人追求の部分は緊張の連続。
この作者さんの本早く読めばよかったという気分です。 つぎからリンカーン・ライムシリーズに入ろうかな
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「ドンデン返しの大達人」ジェフリー・ディーヴァーのノン・シリーズの小説。と言いつつ、例のリンカーン・ライムもチョイ役で「カメオ出演」している。ライム、好きなんだねェ。
主人公は引退した捜査官で、これまたシリーズもの(「キネシクス」のダンス)を彷彿とさせる、科学的文書/筆跡鑑定の専門家であります。筆跡や遺留物の微細証拠から犯人の来歴や犯行現場を割り出してしまうという、またまたスーパーな設定が読みどころなわけです。
「悪魔の涙」とは、「i」の上部が飛び跳ねている筆跡の特徴をいう。
それから、悪魔的に頭のキレる犯人が、早々に事故死してしまうのが最初の驚き。お得意の驚き(ドンデン返し)の罠が随所に仕組まれています。あとは読んでのお楽しみ、といったところ。
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リンカーン・ライムシリーズと同じ作者だったので。
もうどの作品だったか分からないが、
リンカーン・ライムシリーズに搭乗していた文書分析官が主人公。
かつてFBI捜査官だったが、今は民間の調査しかしていない。
それは別に良いのだが、退職の理由は娘と息子。
どうも子供が出てくるのはだめだ。
犯人に狙われるのではないか、
誘拐されたりするのではないか、
この作品でいえば、離婚した妻に親権をとられてしまうのではないか、と
そちらの方が気になってしまう。
ワシントンDC市長に市民の身代金を要求する連続殺人犯。
最後まで気を抜けないのはいつものことだが、
もうひとりの子供、
父親を殺されたのにその殺人犯についていってしまった子供、
その行動が最後に理由が判って驚きだった。
それと、FBIの取調室で出されるマグには、
指紋を検知してコンピューターに送る仕掛けがされているという。
それも驚き。
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筆跡鑑定士のパーカー・キンケイドとFBI捜査官マーガレット・ルーカスが「完全犯罪」に挑む
予想の上を行く完全さで2度びっくり