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紙の本
2000/11/20
2000/11/21 18:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日経ビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「日本経済新聞」での連載記事を加筆・修正したもの。「陶酔と失意をもたらしたバブルとは何だったのか、日本はどうして問題をここまで長引かせてしまったのか。21世紀を迎える今こそ、その検証をすることでこの15年間を総括し、『失われた10年』に区切りをつける時ではないか」(「はじめに」より)というのが本書の問題意識である。
バブルに踊った人々、バブル後の処理を誤った人々は、どんな企業や組織の論理で動き、どんな社会の空気に浸っていたのか。こうした要素を丹念に拾い上げることでバブル発生の契機とその後の経緯を探ろうとする。
1985年、プラザ合意における日英声明文のニュアンスの違い。「東京のオフィスは2000年までに超高層ビルにして250棟分必要になる」と記した国土庁のリポート。1992年、大蔵省幹部の説得によって株式市場閉鎖を見送った宮澤喜一首相(当時)。見えてくるのは小さな政策ミスや意思決定の誤りの積み重ね。横並び意識や保身、あきらめから犯した過ちを今、「悔いが残る」と振り返る関係者も多い。政治家、官僚らのインタビューも収録し、貴重な時代史となっている。
(C) ブッククレビュー社 2000
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