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Eメールマーケティング 顧客は価値ある情報を待っている みんなのレビュー
- ジム・スターン (著), アンソニー・プライアー (著), 大出 健 (訳), 三石 玲子 (監訳)
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 出版社:インプレス
- 発行年月:2000.10
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紙の本
電子メールによる効率的マーケティングのための必読書
2000/12/28 12:17
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投稿者:松浦 晋也 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古くは博物学の書誌,最近ではシステム工学など,アングロサクソンの情報分析能力にはかなわない,と思うことが時折ある。この本もそんな感想を抱かせる一冊。電子メールによるマーケティングを検討しているのならば,ぜひとも読むべき本だ。
とにかく電子メール・マーケティングについて徹底的に情報を分析し,効率的なマーケティングについて理路整然とあるべき姿を構築しているのである。その手際は化学実験をほうふつさせる。ビジネス書にまま見られるような精神主義は,かけらも見あたらない。
電子メールは一度に多数のメールを低コストに同報できるので,ダイレクトメールやアンケート手法として好適と思われがちだが,届いたメールがきちんと読まれるかどうかは別問題だ,と著者は指摘する。それだけならまだしも,受け取ったメールを不快な「スパムメール」と判断されれば,むしろ逆効果となる。そうならずに,電子メールで効率的なマーケティングを行うにはどうしたらよいか——著者の主張を一言で言えば,「メールを受け取る側の気持ちになってメールを構成し,サービス提供に当たっては徹底的に主導権を渡せ」ということに尽きる。
そのために具体的にどのようにすればいいのかを,著者は徹底的に分析し,回答を提示する。その分析は一般的な感覚から言えば「なにもそこまでしなくても」という領域,例えばメールのデータ・サイズやフォント指定にまで及ぶ。
インターネットの世界では相変わらず,不愉快なダイレクトメールが飛び交っている。アダルトサイトからのメールなどは論外としても,私はつい最近100KBを超えるサイズのダイレクトメールを受け取った。少なくとも私は二度とその会社から物を買うことはないだろう。
関係者必読。そしてインターネットの世界から不愉快なダイレクトメールがすべて消えることを望むものである。
(C) ブッククレビュー社 2000
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