紙の本
命にかける強い思いが感動を生む
2001/01/18 21:52
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投稿者:げんとび - この投稿者のレビュー一覧を見る
本シリーズは1冊に14話収録されているのだが、本書は12話となっている。そのわけは、「過ぎ去りし一瞬」という作品が普段の数倍のボリュームで書かれた大作だからだ。
この「過ぎ去りし一瞬」は面白い。この物語の軸となる青年。彼にはいくつか不思議な点があった。その中でも彼を苦しめたのが、見たこともない景色と恐ろしい体験が彼の頭に浮かんできてしまうことだった。ブラック・ジャックと出会った彼は、謎を解くために旅立つ。
「猫上家の人々」はミステリータッチの物語で、これまた面白い。手術の代金を受け取るために猫上家という旧家を訪ねたブラック・ジャック。そこに隠された秘密とは?
「にいちゃんをかえせ!!」「光る目」はともに心温まる話。ブラック・ジャックが子供に優しいのは、おそらく自己の体験からくるものだろう。
紙の本
失われた青春
2001/07/01 03:17
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投稿者:KA - この投稿者のレビュー一覧を見る
“失われた青春”ではブラック・ジャックは大金持ちの依頼で信じられないことに彼を若返らせてしまう。正しく神業としかいいようがない。若返った大金持ちはある計画を実行するが……。
最後にB.Jの吐いたセリフが印象に残る。それは気づいていたのか気づいていなかったのか、彼自身歩んでいる道なのだ。
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
盲腸というと手術、と思っていたけど、点滴だけで「散らす」場合もある事を知った。盲腸の腹痛は痛かった。本当に。
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もう好きすぎてやばいです(笑)ピノコ可愛い!!そしてドクターキリコ私のツボです!!もっと出してほしいです(無理)
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『ミユキとベン』『リンチ』『過ぎさりし一瞬』などが収められています。
お気に入りでもナイけど、『にいちゃんをかえせ!!』で魔像軍団の大首領を演じるBJが見物♪
『もう一人のJ』ではBJそっくりさんが出てきて面白ぃ♪
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説明不要なブラックジャック。
文庫版全17巻。実は手塚治虫すごい好きです。
もちろん全巻あります。
普通の単行本も持ってます。どんだけ。
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僕の好きな作品。「ときには真珠のように」、「めぐり会い」、「六等星」、「アリの足」、「二つの愛」、「おばあちゃん」、「三者三様」、「友よいずこ」、「助け合い」、「勘当息子」、「ある女の場合」、「執念」、「奇妙な関係」、「虚像」、「ゴーストタウンの流れ者」、「山手線の哲」、「落としもの」、「焼け焦げた人形」、「もらい水」、「終電車」、「古和医院」、「土砂降り」、「老人と木」、「サギ師志願」、「ふたりのピノコ」、「おとうと」、「上と下」、「曇りのち晴れ」、「ハリケーン」、「発作」、「誤診」、「発作」、「再会」、「死への一時間」、「ある教師と生徒」、「目撃者」、「約束」、「二人三脚」、「銃創」、「やり残しの家」、「骨肉」、「盗難」、「灰とダイヤモンド」、「身の代金」、「人形と警官」、「お医者さんごっこ」、「がめつい同士」、「話し合い」、「青い恐怖」、「人生という名のSL」、「信号」、「デベソの達」、「二人目がいた」、「帰ってきたあいつ」、「笑い上戸」、「水とあくたれ」、「小うるさい自殺者」、「後遺症」、「気が弱いシラノ」、「幸運な男」、「かりそめの愛を」、「浦島太郎」、「鯨にのまれた男」、「スター誕生」、「死者との対話」、「霧」、「夜明けのできごと」、「20年目の暗示」、「ミユキとベン」、「浮世風呂」、「過ぎ去りし一瞬」、「純華飯店」、「おとずれた思い出」…。
全編を通して、珠玉の名作集の趣があります。
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「過ぎ去りし一瞬」でのラストの寂しそうなブラック・ジャックの表情が印象的です。
それまでは奇跡を信じず、無理ばっかりいうのはすごくらしくなかったんですけどね・・・
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久方ぶりに、この名作を読んで感じるのは、1話1話が、けっこう短いことですね。
それなのに、内容は、みっちり詰まっている。
もちろん、「なんで、この人ここにいるの」みたいな説明足らずのご都合主義的な展開は、たくさんあるんだけれども、物語の大切な部分というのはそこではなくって、人と人が会ったところからはじまるともいえる。
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中学の時には、町の中央図書館に入り浸り。バスの時間が2時間おきで、図書館はエアコンついてて涼しかった。
それで、アンパンマンの文庫版も、ブッダも火の鳥もだいたい読んだ!
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ブラックジャックの髪型はどうなっているのか?と改めて疑問に思った。ミユキとベンの不良の男の子もおかしな髪型だなあ。
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「ミユキとベン」、ブラック・ジャック作品の中には自己犠牲をテーマにした類似作品がある。相容れない環境にいる二人なのに、片一方が無償の愛を注ぐ描写、これはBLの中にも受け継がれていると思う。BLを何故読みたいか、と言う事にも通じている。「光る目」も同じく。「過ぎさりし一瞬」はページ数からも分かるがBJ作品の中でも特にドラマ性に満ちている。
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余命わずかなになった医師は信仰心を持つようになる人が多いらしい。『過ぎ去りし一瞬』は長編でストーリー性に富んでおり、科学と宗教の関係性を問う力作である。やはり短編よりもこういう方が読み応えがある。短編はBJの医師としての技術よりも、機転によって人々を救う話が多いような。
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相変わらず理不尽な話が多い。
人を救うための犠牲が大きすぎる。
長編「過ぎさりし一瞬」。
期待していたのに、内容はイマイチ。
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いじめに対抗する手段として病気を治すのを嫌がる子供を叩いたり、こどもの人間関係の仲を取りもとうとしたり、お父さんが悪役だと思っている子供のためにちょっと芝居をしたりと、根底に人間を愛する優しさを感じる。
別のところでは、「病気をとりのぞいてやれば、心が明るくなるし、第二の人生をふみだすこともできるだろう」という言葉は、本当に病気を抱えるひとの心の苦難を見ているなぁと感じいった。