紙の本
禁煙したくなる本
2002/07/16 14:04
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投稿者:れい - この投稿者のレビュー一覧を見る
禁煙をするという感覚を味わいたかったという著者が綴る日記調なこの本。禁煙を通じてパスタを作るようになったり世界が広がるのがとてもよくわかりました。喫煙者にとって煙草はなくてはならない必需品ではあるけれどやめたらこんなに自分が変わるんだと当時禁煙中の私は思いました。禁煙に成功した今も時々本棚から取り出して読んでいます。禁煙中の頃とは違う視点で読めるのも個人的には面白いですね。禁煙指南本ではないけれど実体験に基づくこの本は是非これから禁煙したいという方に読んでいただきたい一冊です。
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素晴らしい文章。禁煙を題材に自分自身の内面と向き合う記録。
恐らく、喫煙者は喫煙した時間と同じだけの時間をかけ、肺中のニコチンをはき出す人生を送る。それはそれで、また味わい深い人生ではないか、と山村は指摘する。
私の禁煙生活も、本書が大きな支えとなりました。
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・12/28 わざわさ恵比寿にまで行って買ってしまった.上記2冊と平行して読む.只今禁煙中.あまり気張らず素直に禁煙しようと思う.
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平成16年(2004年)
・1/2 読了.でも今回は調子がいいのか理由ははっきりしているからか、それ程つらくは無い.
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僕自身は喫煙者であり、今のところ禁煙を考えているわけではない。
禁煙をしたことはある。何度も。それでも、現在喫煙者であるということは、これまでの禁煙は全て失敗したということだ。最長で1年半くらい禁煙していたが、ある日、お酒の席で勧められたタバコをつい口にして、そのまま喫煙者に戻ってしまった。それは我ながらあっけないものだった。
この本の筆者は27年間吸っていたタバコをやめることを決意し、それに成功する。それまでに数限りない失敗を繰り返した後で。
禁煙のノウハウ本ではない。確かに、筆者の考える「コツ」みたいなことは書いているが、こうすればうまく行くよ、ということを書いた本ではない。禁煙(あるいは禁煙の失敗、さらには喫煙)ということに対しての、筆者の個人的な体験と考えを綴っている本、と考えた方が良い。
禁煙を試みたことのある、少なくともある程度は成功したことのある人間にとっては、思い当たることが沢山書いてある。それは喫煙をし、禁煙を試み、ある程度は続いたことのある人にしか分からない内容だろうな、とも思う。