紙の本
経営者の視点から会計本来のあり方を喝破!。
2001/01/18 15:09
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shigeshige - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨今の国際会計基準採用に従い、これまでの含み損により右往左往する企業が続出している。なぜこんな事態を招いてしまったのか。それは公器である企業の経営状態をありのまま公開するというのは当然の義務であるにもかかわらず、会計手法を駆使し損失隠蔽に加担してきた企業会計の専門家、及びそれを利用し責任逃れを続けてきた企業経営者の責任に他ならない。稲盛氏は本の中でこれまで自分がとってきた企業会計への姿勢を主張することで、間接的に無責任な経営者の姿勢を非難している。会計専門家は専門家ではない同氏の主張を通じ、本来あるべき企業姿勢を見直し自分の果たすべき職務を再認識することができる。
紙の本
会計と経営の哲学
2018/09/03 12:39
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投稿者:凄まじき戦士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
京セラの経営者の会計との関係性を綴った経営哲学書物です。
この書籍では会計を関連付けて書かれていますが、基本的には同著者によって書かれた他の書籍と似たような感じなので新たな発見はなかったように思います。
会計の点はそこそこ面白かったです。
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バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは、実は何なのか。身近なたとえ話からキャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明かす。ゼロから経営の原理と会計を学んだ著者の会心作。
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バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは。ゼロからの経営の原理と会計を学んだ著者の会心作。
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「何のためにダブルチェックは必要なのか」など、内部統制の本質についても記されています。経営者が記す会計論としては突出していると思います。
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経営とはなんなんだ!?
26歳で京セラを設立させ、世界的なメーカーに育て上げた稲盛さん。その経営の裏で、お金のものさしと自分の感性に真剣に向き合い経営にとりくんできた一人の若者の姿を見つけれます。
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京セラの会長、稲盛和夫氏が著者です。
今から財務を勉強しようとしている人から、実際にされている方まで興味を持って読める本だと思います。会計がどうビジネスと関わっていくべきか、特に経営という視点から考えを書かれており、非常に厳しいものではありますが、その根幹にあるものは財務に関わる上で大切にしていきたいと思うことばかりでした。
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京セラ名誉会長稲盛和夫氏の経営哲学に基づいた会計手法の紹介、解説など。
特に真新しいと感じる事はないが、98年に出版されたことを考えると、星を増やしてもいいかもしれない。
会計学を学んでいない私でも内容は理解できる。
また、第二部での経営問答では様々な業種の塾生からの質問に対して、稲盛氏の経営哲学に基づいた返答をしており、製造業以外の業種でも、参考にする価値があると感じた。
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経営における会計とは、複雑で、裏があるといったダークなイメージを持っていた。
しかし、この本には稲盛和夫氏の人柄がにじみ出るような会計の考え方が書かれていた。
この本を読んで、性善説に基づき、誠実な真っ直ぐな方法でもポイントを押さえれば通用するのだと明るいイメージを持てたこと。そして稲盛和夫氏の魅力を深く知った気がした。
将来、この本にあるように、しっかりと堅実な会計を考えられるようになりたい。
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ずいぶん前に読んだことがある本なのですが、再読。その間に財務会計の勉強を少ししたので、確かにその頃よりも内容についてはよく分かるようにはなった気がします。
ここに書いてあることを考え出して、実践を徹底したというと、やはり凄みを感じますね。
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京セラ創業者の稲盛和夫氏が、経営と会計について書いた本です。
私が読んだのは、まだ監査法人にいた頃で、「経営者はこのように会計を考えているんだー」と大変勉強になりました。
キャッシュ・ベース経営の原則
一対一対応の原則
ダブルチェックの原則
採算向上の原則
ガラス張り経営の原則
など、経営における会計の必要性を説かれています。
私が心に残ったのは、ダブルチェックの原則。
監査法人にいた時には、あまり深く考えずに、このダブルチェックの原則を指導していましたが、稲盛氏はこの原則は、
人に罪をつくらせない
ために必要と説かれています。
真面目な人でも魔が差してしまい、ちょっと借りてあとで返せばいいと思っているうちに、だんだんとそれが返せなくなってしまい、大きな罪をつくってしまう。
これは、管理に油断があったためにつくらせてしまった罪でもある。
まだ読まれていない方は、ぜひご一読を!
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京セラの創業者である筆者が持つ、会計の有り方について書き記した本。
京セラ設立当初から会計の本質を追及し、公正な経営・会計を目指してきた稲盛氏の真摯な姿が読み取れる。
経営はそもそも多様性があり、会計をそれぞれの企業に当てはめた場合、解釈によって判断基準が変わるグレーな領域も存在する。 ある意味この領域は各企業の善意に任せにされてきた部分ではあるが、往々にして「わからなければ良い」という思考に陥りがちである。
その中にあり京セラは既成概念に囚われることなく、原理原則の本質を追求し物事を判断している。 客観的に考えれば当たり前のことなのだが、渦中に居るとどうしても自分の立ち位置を見失いがちである。 常に公正な目で客観性をもって行動する稲盛氏は素晴らしいと思う。
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うちの会社の財務面を見直そうという気持ちで読んでみましたが、会計だけに限らず、経営者の心構え等について、自身の経験から非常に真摯に説かれています。自分はまだまだ甘えているな、と身が引き締まる思いがしました。2007/08/12読了
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経営と会計は切り離せないもの。今まで会計を勉強してきたけど、経営と照らし合わせて考えると意味がわかるような気がしてきた。
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京セラの創始者稲盛さんの名著の一つ。
簿記の形式論ではなく「生きた会計」の視点が身につくと思われ。