紙の本
1998年初版のベストセラー
2008/10/14 20:02
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
1998年初版のベストセラーです。何度読んでも、参考になります。
全編にわたって経営の参考になることばかりです。
その中でも、最初の「減価償却費」の考え方を通して、会計の本質を見ているところは秀逸です。
会計というと何かと手続き、約束事が基本にあるように考えてしまいがちですが、著者はそう考えてはいません。
経営に資するための会計という視点なのです。そのため、手続きの典型例である減価償却費計算についても、疑問を投げかけます。
つまり、なぜ税法で決められた耐用年数に従わなければならないのか、ということです。
そもそも会計は経営を映す鏡であるにもかかわらず、その本質を外れ約束事でやっても意味がないということです。
税金の計算、株主への報告、それぞれ目的とするところは違います。でも、会社が存在し続けるためには「経営のための会計」が必要なのです。
特に経理や会計専門家と呼ばれる人たちと社長には必読の書。
http://blog.livedoor.jp/c12484000/
紙の本
私はこれを実践的会計学と称したい
2002/02/15 02:32
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yomoo - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者である稲森和夫氏が全くのゼロから京セラを超一流企業に育て上げたように、著者がゼロから築きあげた超一流の会計哲学。この書籍を開くと宝石箱から輝かしい光が周囲に溢れ出すかのような錯覚さえ感じます。それほど斬新な会計哲学。
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ビジネスに必要な7つの原則を教示してくれる良書です!
2018/09/04 09:00
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本有数の経営者として名高い稲森和夫氏による経営についてその原理を追求した書です。バブル経済に踊らされ、その結果、多額の不良資産を残した経営者は一体何をしていたのか。そうした素朴な疑問から出発し、身近な実例を取り上げながら、商売とは、経営とは、といったビジネスの原則を解き明かした良書です。キャッシュベース、採算向上、透明な経営といった著者が考えるビジネスで必要な7つの原則を明示して、一つひとつ分かり易く解説してくれます。
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バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは、実は何なのか。身近なたとえ話からキャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明かす。ゼロから経営の原理と会計を学んだ著者の会心作。
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バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは。ゼロからの経営の原理と会計を学んだ著者の会心作。
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「何のためにダブルチェックは必要なのか」など、内部統制の本質についても記されています。経営者が記す会計論としては突出していると思います。
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経営とはなんなんだ!?
26歳で京セラを設立させ、世界的なメーカーに育て上げた稲盛さん。その経営の裏で、お金のものさしと自分の感性に真剣に向き合い経営にとりくんできた一人の若者の姿を見つけれます。
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京セラの会長、稲盛和夫氏が著者です。
今から財務を勉強しようとしている人から、実際にされている方まで興味を持って読める本だと思います。会計がどうビジネスと関わっていくべきか、特に経営という視点から考えを書かれており、非常に厳しいものではありますが、その根幹にあるものは財務に関わる上で大切にしていきたいと思うことばかりでした。
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京セラ名誉会長稲盛和夫氏の経営哲学に基づいた会計手法の紹介、解説など。
特に真新しいと感じる事はないが、98年に出版されたことを考えると、星を増やしてもいいかもしれない。
会計学を学んでいない私でも内容は理解できる。
また、第二部での経営問答では様々な業種の塾生からの質問に対して、稲盛氏の経営哲学に基づいた返答をしており、製造業以外の業種でも、参考にする価値があると感じた。
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経営における会計とは、複雑で、裏があるといったダークなイメージを持っていた。
しかし、この本には稲盛和夫氏の人柄がにじみ出るような会計の考え方が書かれていた。
この本を読んで、性善説に基づき、誠実な真っ直ぐな方法でもポイントを押さえれば通用するのだと明るいイメージを持てたこと。そして稲盛和夫氏の魅力を深く知った気がした。
将来、この本にあるように、しっかりと堅実な会計を考えられるようになりたい。
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ずいぶん前に読んだことがある本なのですが、再読。その間に財務会計の勉強を少ししたので、確かにその頃よりも内容についてはよく分かるようにはなった気がします。
ここに書いてあることを考え出して、実践を徹底したというと、やはり凄みを感じますね。
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京セラ創業者の稲盛和夫氏が、経営と会計について書いた本です。
私が読んだのは、まだ監査法人にいた頃で、「経営者はこのように会計を考えているんだー」と大変勉強になりました。
キャッシュ・ベース経営の原則
一対一対応の原則
ダブルチェックの原則
採算向上の原則
ガラス張り経営の原則
など、経営における会計の必要性を説かれています。
私が心に残ったのは、ダブルチェックの原則。
監査法人にいた時には、あまり深く考えずに、このダブルチェックの原則を指導していましたが、稲盛氏はこの原則は、
人に罪をつくらせない
ために必要と説かれています。
真面目な人でも魔が差してしまい、ちょっと借りてあとで返せばいいと思っているうちに、だんだんとそれが返せなくなってしまい、大きな罪をつくってしまう。
これは、管理に油断があったためにつくらせてしまった罪でもある。
まだ読まれていない方は、ぜひご一読を!
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京セラの創業者である筆者が持つ、会計の有り方について書き記した本。
京セラ設立当初から会計の本質を追及し、公正な経営・会計を目指してきた稲盛氏の真摯な姿が読み取れる。
経営はそもそも多様性があり、会計をそれぞれの企業に当てはめた場合、解釈によって判断基準が変わるグレーな領域も存在する。 ある意味この領域は各企業の善意に任せにされてきた部分ではあるが、往々にして「わからなければ良い」という思考に陥りがちである。
その中にあり京セラは既成概念に囚われることなく、原理原則の本質を追求し物事を判断している。 客観的に考えれば当たり前のことなのだが、渦中に居るとどうしても自分の立ち位置を見失いがちである。 常に公正な目で客観性をもって行動する稲盛氏は素晴らしいと思う。
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うちの会社の財務面を見直そうという気持ちで読んでみましたが、会計だけに限らず、経営者の心構え等について、自身の経験から非常に真摯に説かれています。自分はまだまだ甘えているな、と身が引き締まる思いがしました。2007/08/12読了
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経営と会計は切り離せないもの。今まで会計を勉強してきたけど、経営と照らし合わせて考えると意味がわかるような気がしてきた。