紙の本
デルの強さ
2002/05/19 02:41
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投稿者:ヒロト - この投稿者のレビュー一覧を見る
デルの創設者のマイケル・デルがデルについて、デルのダイレクト戦略について語った本。私自身、仕事でデルと競合になり、何度か価格で負けてきました。この本を読んで、デルは価格だけではなく、サービスもすごい。そして何より、その価格を作り出しているビジネスモデルがすごいと言うことを実感しました。確かに今は様々な企業で、様々な業界でダイレクトモデルやWEBマーケティング、SCMが行われているが一番最初に行ったのがデルであり、そのビジネスモデルをやりとおしたのがデルであったと思います。私自身はデルに負けないような、人間と人間との信頼関係の営業、CRMを目指さないといけないと感じました。
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日経ビジネス人文庫シリーズ。確か途中まで読んだかな。内容は面白かったけど、途中で読むの止めちゃった。再度チャレンジ!
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設立15年で全米第一位のPCメーカーとなったデルコンピュータ。その驚異的成長の鍵はユニークな経営戦略にあった。
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読んだ当初はその革新性から感動。ただ「これからのデル」という点で捉えるとダイレクト戦略は差別化要因になるかは怪しい。。
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デルコンピュータの軌跡と、そこまでの成功要因を代表のマイケル・デル氏本人が綴った1冊。
読んでいて体の芯が熱くなりました。
ところどころで出てくる彼のポジティブさとシンプルな発想が面白く、名言も多いです。
本の構成からも、本当にデル氏は頭が良いということがわかります。
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勉強になった事。
セグメンテーション→一定の顧客に対して社内チームを作り、対応をさせる事。DELLは既に大企業なれど、セグに分割すればその働きは中小企業。よって、成長を続ける事も可能。そのセグの一翼がアダモXPSを生んだのか?と考えれば、少しは納得も出来る。
流通上の仮想統合チームという考え方。
サーバ分野でもダイレクトモデルは有効だった事。
WIN7しかり、この本の内容しかり、重要なのは顧客への奉仕なのだなぁと思う。顧客あっての企業。
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デルの創業者「マイケル・デル」自身が、デルが過去にどのような経営戦略をとって来たのかを記した本。この本には、今までの販売店を通じた流通にはない、ユーザに直接販売するメリットが記されている。具体的には、直接顧客のリクエストを聞くことができるので本当に顧客が求める商品を製造することができる、流通在庫を抱えないので顧客に新製品を迅速に届けることができる、等が記されている。本書では、デルが「ダイレクト」戦略で成功している理由は、常に顧客の利益を最大にするためにはどのようにすればよいかを考えているからであるという主張がなされている。ダイレクト戦略ありきではなく、顧客に最高の商品・サービスをどうすればよいかを常に考えていることがデルの成功に繋がっているのだということである。
デルのダイレクト戦略は、経営戦略の分野ではよく知られていると思う。しかし今まで、僕は彼らが、単に直販のビジネスで成功したということだけしか知らなかったように思う。この本を読むことで、直販、受注生産、顧客のリクエストの理解、無駄取り、プル型のサプライチェーンなどが上手く結びついて成功しているというメカニズムを知ることができた。ただこの本で示されている戦略で最も参考にすべき点は「同じ失敗を2度しない」「軸をぶらさない(デルの場合は本当に顧客が求める商品を提供すること)」の2点ではないかなと言う感想を持った。
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私にとって印象に残ったDell成功のポイントは下記3点でした。
1) PCの黎明期にあり需要が大きく成長した時期に、競合がやろうとしなかった(やりたくてもできなかった)ダイレクトモデルを確立した
2) インターネットの普及に伴いそのダイレクトモデルの良さが加速した
3) 代理店モデルから明示的に「撤退」することで戦略が社員に浸透した
ではなぜあれほど強かったDellが現在苦戦しているのかについて考えると:
1) Dellがターゲットとしていた顧客層の需要が一巡してしまったこと
2) タブレット市場に完全に乗り遅れたこと
3) ダイレクト戦略が市場の変化に対応できなかったこと
が考えられます。
3)については、その根拠までは自分自身でクリアになっていませんが、
あれほどダイレクト戦略にこだわっていた企業が代理店モデルに手をだし、
しかもそれに失敗しているところを見ると、ここに凋落の大きな原因があるように思いました。
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温かくしびれる一冊。
なぜそれを仕事にするのか?
どうしてそんふうにそれを届けるのか?
そして、その仕事で何を大切にするのか?
そう、その始まりは、つまり、ビジネスモデルはとてもシンプルで純粋である。
こうして言葉に整理されると、当たり前のことのように感じられる。
そして、どれほどにその純粋のままであれるか?
それが革命となるのであろうが、
環境は技術ととともに変化し多様化する。
昨日までの唯一は、今日の唯一ではなくなることもあるし、
また、ダーウィンのいう、環境に適応するものが生き残るというように、
昨日までの価値は、今日の価値であるというわけではない。
創業者がその仕事を革命とまで存続させることができるのか?
それは、その純粋さだけではない謙虚さが必要である。
感覚的に
創業者の強く深い純粋さゆえに、創業者がその仕事を革命と言わせるほどに大きくそ存続させることを拒むように思うのである。
創業者は会社を大きく育てることができない。。。という感覚。
何にこだわり、何を変えるのか?
デルのすごさは、その絶妙なバランスであろう。。。
たとえば、デルの言葉をすこし・・・
○長所も行き過ぎると短所になる-私は自分の能力以上に手を広げ過ぎていないか?
○企業のリーダーという立場にあると、自分で何でもやってしまうわけにはいかない
○優れたアイデアをすべて自分で着想することなど誰にもできない
というところ。
創業者であって、この思いを持てるか!という偉大な謙虚さを感じるのである。
最後に、これをまた読み返す自分に期待をしたい。。。
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パソコンメーカーDELLその創業者の自伝。刊行は1999年と古いが、それでも人を惹き付ける内容。
DELLの代名詞といえばパソコンのダイレクト販売。なぜそのような結論にいたったか。どのようにしてそれを実現したかを詳らかに書く。著者の言葉を借りれば、絶え間ない顧客との会話及び徹底した在庫削減が鍵。
当時はまだ珍しかったインターネットを駆使して、顧客・メーカー・サプライヤーをネットワークでつなぎVelocity(スピード)を追求。また自社でくてもできることはさっさとアウトソーシングして経営資源を集中したこととも見逃せない。