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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (4件)
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6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

百年分を一時間で

2001/03/06 17:11

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 先に出版された「誰か戦前を知らないか」の続編。これを読んだら、あなたはもう昭和史通。自虐史観も侵略史観もない庶民の素直な目線で「戦前の日本」を疑似体験できます。前書とあわせてご一読されることを薦めます。

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紙の本

この毒舌で偏屈な頑固じじい−−男女や人生の機微に通じ、感覚を研ぎ澄ますことを怠りないからこそ、そう在れる貴重な存在。至宝のような語り口で社会主義や流行歌、スポーツの100年などを知る楽しさ!

2001/07/30 13:29

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 こういう毒舌で偏屈で頑固なじじいを私は誰よりも信用する。愛する。こんなじじいがご近所にいてくれたらなあと夢想する。好物の茶菓を手にいそいそと日参して、「邪魔だ。忙しいんだから、けえってくれ!」とか何とか言われながら、「まあまあまあ」と、一週間にいっぺんぐらいは上がりこんで話を聞くのだ。 
 そんな設定で本文が構成されているのが本書。
 まだ読んでいないのだけれど、これに先立って『誰か<戦前>を知らないか』というチャーミングなタイトルの本も出ていて、そのときから、若い世代の聞き手たちが章ごとのテーマに基づいて山本翁のお話を伺うという作りになっている。

 飾りなくぽんぽんと出てくる語りを起こしたものだから、読みやすいことこの上ない。知識が心もとない若い聞き手に突っ込みを入れたり呆れたりしながらも、正確で豊富な知識を丁寧に授けようという愛情がぬくい。名調子が楽しい。実際、その応酬に思わず吹き出してしまう箇所がいくつかあるのだけれど、それは若い聞き手に自分を重ね合わせたところから出てくる自嘲的な「参ったな」という笑いでもあった。

 聞き手はどうやら、翁が主宰するインテリア専門誌『室内』の編集者たちである。ポカもあるけれど、みんな結構物知りの人たちばかり。翁を相手に善戦しているところもあって心強い。

 政治や経済に真っ向から言及することは避けられている。それは、ポケットのなかの1000円札からこの100年の天下国家を察してもらおうという翁のイキな計らいである。
 で、一番力を入れて取り上げられているのが社会主義。社会主義には正義があるが、資本主義には正義がない。護憲として憲法を不磨の大典にしている。正義のためには何をしてもいいからと革命家は実は資本家からお金をもらっていたなど、独特の斬り込みがされている。

 ほかに扱われているテーマが「流行歌」「オリンピックそのほか」「就職難求人難」「花柳界」「芸人」「奉公人」「株式会社」「文士」など。

 商業主義のオリンピックなどおしまいだから、参加することに意味があり政治介入もなしというクーベルタンの憲章通りのものになる「子供オリンピック」に改め、親が弁当持参で見に行くようにしては…とか、日本人は木戸銭を払って寄席に笑いを買いに行った。そんな国民ほかにいません。日本の英雄豪傑は、全部講談で覚えた。あなた方が物を識らないのは、講談が滅びたからです…という具合に、荒唐無稽ではなく、現実の社会の落ち度を解析した上でのユニークな見識や発想にハッとさせられる。

 気持ちよく叱ってくれる。成長しろよ、学べよと暖かな気持ちをかけて忠告してくれる。ご本人もそれに照れがあるから、時には勢いよくぴしゃりと来て、相手に油断をさせない。
 この懐かしくたくましく支えとなってくれるじじいが見当たらなくなってしまったから、説教されるように物を教えてもらいたくて、私たちは翁の本にそれを求めるのだ。

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紙の本

2000/11/13

2000/11/13 21:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日経アーキテクチュア - この投稿者のレビュー一覧を見る

 インテリア専門誌「室内」(もと「木工界」)の創刊者でコラムニストでもある著者が,戦前から現在までのさまざまなことがらを,ユーモアを交えた辛口で縦横に語る。オリンピック,社会主義,雑誌経営,長屋の歴史など15の話題の問答集。
(C) ブッククレビュー社 2000

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2007/03/31 21:14

投稿元:ブクログ

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2008/11/15 00:43

投稿元:ブクログ

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2012/01/10 20:29

投稿元:ブクログ

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