投稿元:
レビューを見る
ヒロインの一人「家麗」の悪女っぷり、その末期に惚れる。なので秋生にとても感情移入。
暴力と欺瞞、愛情と見栄とプライドが激しく展開する。そしてそれら全てをコントロールした者が生き延びる、無味乾燥な生でも。
投稿元:
レビューを見る
「鎮魂歌 不夜城Ⅱ」馳星周
ハードボイルド?ネオンサイン。
重いなあ。どういう区分なんだろう。ギャング小説っていうのか。
人間って汚いなあって安直な感想しかでてこない善良な小市民です(笑)
金と自分の身のためだけに渡世できるものなんでしょうかね、実際。
一度本を開くと、最後までぐいぐい読まされてしまいました。普段読むような分野でないにもかかわらず。
文章が力強い。映像として脳裏に浮かんできます。
ていうか人死にすぎ・・・ まあ前作から非情なストーリーだったし。
読了後に晴れて気持ちいい風の吹いている部屋の外をみて、内容との落差に違和感を覚えてしまった、そんな作品でした。
はぁ、疲れた(笑)
投稿元:
レビューを見る
描写はドライに、物語はスピーディーに進化した不夜城第二幕。秋生と滝沢、2人のアウトローが破滅への道を疾走する。
投稿元:
レビューを見る
誰も救われない。主人公に都合のいい展開にならないのがいい。皆ただそこで生きようと足掻いているだけ。滝沢→秋生に萌えた。
投稿元:
レビューを見る
劉健一の変貌に驚きます。ろくでもない人間達が血まみれで足掻くのを横でほくそ笑みながら見る男。そして暗転という言葉にふさわしいラスト。面白いですがしんどかった;…というか今回ホモ多いな…;
投稿元:
レビューを見る
読み終わって何か残るか、と聞かれたら、
何も残らない、としかいえない。
前作、『不夜城』の二年後。
とはいえ、『不夜城』を読んだのは何年も前なので
内容なんてまったくもって覚えてない。
舞台は前作と同じく歌舞伎町の中国マフィア社会。
当然のことながら未知の世界だけれど、
細かい描写とテンポのよさで、まるで映像を見ている感覚。
別世界のようで、自分のすぐ隣にある世界のようで
現実離れしているようで、妙にリアル。
裏切りだらけの毎日。
自分の味方は自分だけ。
殺伐とした社会。
生と死の重さと軽さ。
裏社会といわれる場所のほうが
生を意識する場面は多いのかもしれない。
読み終わって残るもの、それは喪失感と虚無感。
静けさが広がる。
すでに内容が記憶からこぼれ落ちてる。
投稿元:
レビューを見る
誰も彼も悪人。
私、この輪に入ったら一番に死ぬ自信がある。
ただなにに惹かれるのか。
ふとしたときにまた読みたくなったりする。
なんでだろ。
投稿元:
レビューを見る
推理小説大賞はだてではない。次から次へと展開が早く進み大変面白い。中国人マフィアとやくざ及び元刑事を手玉にとり自分の描いたシナリオ通りにストーリーを進める。ハードボイルドかつ推理小説か。この作家はよくこんな作品がかけるな。感心。完結作品も是非読もう!
投稿元:
レビューを見る
前作を上回るエログロに吐き気がするが、そこがたまらない。ミステリ、アクション風味が増強され、前作より楽しめる。
投稿元:
レビューを見る
刺激はやや足りず。
二人の局面でストーリーが展開されるのは見ごたえがあった。すこし話を二転三転複雑にしすぎた感はあり。
興味本意で歌舞伎町に行ってみたくなる作品。
投稿元:
レビューを見る
でてくる人物はどういつもこいつも自分勝手なのは変わらず。ただ、人間味が薄れたような。やはり続編ものは落ちるかなー。
投稿元:
レビューを見る
相変わらずノワールです。いろんな種類の暴力やだまし合いが繰り広げられます。「不夜城」の続編ですが「不夜城」で主人公だった健一はなかなか出てきません。今回の小説の語り部は元警察官の滝沢という人物です。元警察ということで、ある殺人事件の実行犯を探せと組織から命じられて、物語は進展していきます。
はげしくネタバレ 閲覧注意はこちら http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120516/1337140514
投稿元:
レビューを見る
中国マフィアの抗争から2年経過した、新宿歌舞伎町が舞台。
謎のイケメン殺し屋“秋生”と元刑事の変態“滝沢”が、それぞれの人生の歯車をギィーギィーきしませながら、話しは進んでいく。
北京と上海、劉健一と楊偉民、それぞれの思惑と裏切りと愛憎が複雑に絡まりあいながら、究極のラストに突き進む迫力に圧倒された。
投稿元:
レビューを見る
「10ページに一度脳漿が飛び散り、主要人物にゲイ含有率が異常に高く、ラストシーンまでにほとんど全ての登場人物がお亡くなりになる」でお馴染み、馳作品の最高傑作。
投稿元:
レビューを見る
結局買ってきた。健一の楊偉民への復讐に期待ですが、最初の一ページの回想だけでとりあえずおあずけ。楽しみはあとでか…