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紙の本
人口問題のエキスパートが,人口転換と少子高齢化を柱に学術的観点で,現状認識と提言を行う
2000/12/26 15:30
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は長きにわたり,厚生省人口問題研究所とその後身にあたる国立社会保障・人口問題研究所に籍をおいてきた,いわば人口問題に関する国内での第一人者。その氏が日本評論社の『からだの科学』に「現代の人口論」というテーマで連載した15回ぶんの論文をとりまとめたのが本書である。
各章のタイトルが,“日本のたそがれか?”“日本の家族のゆくえ”“「地方の時代」は来るか”など,いささか柔らかすぎたと著者は反省するようにいっているが,中身が学術的エッセイ(著者)とはいえ,論文調であることにかわりはなく,むしろ一般読者にはこの題のほうが親しみがもてるというものである。内容のほうは,当然これだけのキャリアを積んだエキスパートによる言葉だから,説得力をもっており,とくに少子化対策については先進国を中心に,ずしりと重い課題を投げかけてくる。最終章で若干ながら政策提言にも踏み込んでいるが,こうした意見は今もっとも貴重であり,尊重されるところであろう。
(C) ブッククレビュー社 2000
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