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他言は無用 みんなのレビュー

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.0

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

まさに他言無用な出来事だらけ。

2001/03/18 10:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちえこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 英国紳士の社交場であるクラブの幹事を勤めるレナード・フォード。

 憩いを求め集まる者たちのために、すべての人たちの望みを叶えようとするが、そう都合よくはいかない幹事・フォードの仕事。

 そんなフォードを困らせるために仕組まれたとある事件に沿い、フォードの苦労が綴られていく。

 次から次へ持ちあがる問題を円満に解決しなければならない大変さ。誰を信じて良いかわからない孤独感。「クラブ」に悪い噂を立てないために、「クラブ」を守ろうと体面を保とうとしたことが、結局最後の最後までフォードを縛る。

 とにかく他言無用にしておかねばならないことだらけの1冊でした。

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紙の本

ついつい笑いがこみ上げてくるユーモアあふれるミステリ

2002/04/03 16:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 紳士の憩いの場であるクラブでおきた、料理人のミスによる事故。人命にかかわるまでになってしまい、クラブの体面を気にする幹事は、医者を味方につけてウヤムヤのうちに事態を収拾してしまう。これで一安心と思いきや、今度は脅迫状が届けられ…。
 書き方一つではドタバタ劇になってしまうような内容なのですが、ジックリ落ち着いた文章で語られていきます。何とかクラブの平和を守ろうと悪戦苦闘するのだが、根が優柔不断なために何事もうまくいかない幹事の姿には、気の毒だと同情をおぼえながらも思わずクスッ、細かいことにうるさい弁護士の繰り広げるシャーロック・ホームズばりの名(迷)推理にはニヤッ、というように、読んでいるとついつい笑いがこみ上げてくるような、「余裕」のようなものを感じさせるユーモアのあふれるミステリです。

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紙の本

クラブに集う英国紳士たち

2002/01/28 17:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Smadhi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 英国の会員制クラブ。日本人には、よくわからない世界だ。今はその様相も変わったというが、クラブと自宅の往復だけで人生の大半が過ぎていく、という人種もかつては英国に存在したという。
 そのクラブであってはいけない事が起きる。他言は無用。しかしよく考えれば、それはクラブの中だけでの大変な事、なのだ。英国のクラブという閉ざされた世界だけで成立する、他言無用の事件。そのはじまりも帰結も、クラブという世界だからこその不思議な、馬鹿々々しいまでのできごとだ。しかしそれでも、そこには彼らの人生がある。
 英国紳士というもののある一面がここにある。

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紙の本

ブラックな味わいの技巧派ミステリ

2002/03/01 01:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 倒叙推理小説の名作、「伯母殺人事件」で名を知られるハルの、巧緻な構成によるミステリ。彼は、技巧派として評価されているらしく、アイルズの「殺意」に影響された書いたという「伯母殺人事件」と同様に、本作でも確かなテクニックをみせてくれる。
 
 
 安い食事とそれなりのサービスを受けられる、ロンドンの平均的な? クラブであるホワイト・ホールクラブで、厄介な出来事が起こる。口うるさく、クラブのメンバーや従業員から煙たがられている人物にだすデザートに、毒物を入れてしまったかもしれないと、料理長が報告してきたのだ。
 
 報告を受けたクラブの幹事であるフォードは、クラブのメンバーである開業医に死体をみてもらい、クラブの体面を汚さないために「他言は無用」という規定を設けるのだが、二人に対して脅迫状が送りつけられることになる。
 
 
 わがままな紳士連中の落ち着いた様子と、脅迫者を捜しだそうとするフォードの鬼気迫った様子が対比されていて面白い。「聡明なるシャーロック」の章で登場する、フォードが利用しようとした探偵役の紳士も、推理がなかなかに滑稽で面白い。
 
 ハルのブラックな味わいのユーモアによって描かれた、紳士の紳士らしい生活は、イギリスのミステリだということを感じさせてくれるだけでなく、風刺の精神がミステリにとって相性の良いものだということを教えてくれる。もっとも、文豪やら詩人やらの言葉を、作中で頻繁に引用していることからも、舞台がイギリスの紳士階級なのだと理解させられるのだが。せっかくディケンズの言葉を引いても、誤った引用を繰り返してしまっているというのも面白い。
 
 途中までは、オーソドックスな犯人捜しとして楽しませておいて、中盤の急転換でもって新たな楽しみを提示してしまうあたりは流石。

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2004/11/07 11:39

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2007/03/01 15:13

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2011/06/29 17:04

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2012/09/14 17:44

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2013/06/10 07:07

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2015/04/25 21:17

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2023/11/07 00:08

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