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紙の本
切ないひと夏
2003/04/11 14:38
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投稿者:しま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴァーモント州の田舎町で暮らすロビーは10歳のいたずら盛りの少年。牧
師の父と母、姉と幼い妹と知的障害を持つ兄と暮らしています。
時は1899年。1900年を迎える「その日」はこの世の終わりだとロビー
は信じています。そんな彼の目下一番の願望は自動車に乗ること。
親友のウィリーと遊び回り、嫌味なウェストン兄弟とけんか…と少年時代
を満喫するロビーですが、澱のようにもやもやとした鬱屈が溜まってます。
父の関心が知的障害を持つ兄に行きがちなことなど、さまざまな苦しみを胸に
しているのでした。
ある日ウェストン兄弟とやり合ったロビーは、行きすぎた行為を働いてしま
い、その叱責を逃れるため、また父の関心を引きたいがためもあって、以前か
ら知り合いだったホームレスの親子の住む小屋へ転がり込むのですが…。
「トム・ソーヤー」と比較される事が多いみたいなこの作品ですが、たしかに
一夏の少年の冒険というところについては頷けるものもあります。ただ、大き
く違うのは「父親」という存在。一応児童文学の範疇にある作品なんだけど、
これは大人でも充分満足出来ると思います。
牧師である父が、当時異端だったダーウィンの進化論を読んでるのを見て感
じるショックがキュートでした。
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