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死恐怖症(タナトフォビア)の「高梨」がアマゾン調査隊参加後に、恐れていた死に、むしろ魅せられたようにまるで死愛好者(タナトフィリア)へと変貌し、自殺してしまうことを発端に話が進んでいき、様々な人々が、次々と異常な方法で自殺を遂げていく。
なんていうか、もはや説明のしようがないけど、『さすが貴志祐介』のひと言。
もっといっぱい書いてくれるといいのになー。
理系出身でもこんな文章が…素晴らしい。
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グロい。気持ち悪い。嫌いなはずのものが大好きになるっていう描写で、蜘蛛をペットにする場面があるんだけど、絶叫しそうに。好きなタイプの本。
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最高だった。
高校時代、学校の図書館で偶然目に入り、表紙の綺麗さと裏のあらすじの不気味さのギャップに引かれて読んでみた。
最初から一気に引き込まれ、最後までドキドキが持続。
半分ほど読んだ所から残りページ数が減ってゆくのが悲しくて悲しくて(涙)
グロくて怖くて切なくて。
ホントよかった。うん。
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前作の『黒い家』同様、現実として起こりうる恐怖であり、結果的に、根源は人間の行為そのもにが恐怖するという天では一致しているが、“恐怖”の種類が異なる。単純に恐いのではなく、それに加えて本書は、どちらかというと気持ち悪いという要素が加わるだろう。登場人物も多く、それぞれの心理描写は見事であり、非の付け所がない力作ともいえる。最後の最後、哀しい結末がまた、ホラーとして呼び塩的なエッセンスを醸している。
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HIV患者が集まるホスピスで働く精神科医・北島早苗。彼女にはアマゾンに取材に行った恋人・高梨光宏がいた。医者である早苗は、高梨が「死恐怖症(タナトフォビア)」であったことに気づいていたのだが、アマゾンから帰ってきた彼からは、その気配が消えているばかりではなく、死に対して異常な興味をもつようになっていた。
怖いしグロいし、早苗が次々悲劇にみまわれてしまう様はやっぱりホラーだな・・・というのはあるが、それだけじゃなくてストーリーがすごくしっかりしていて、怖いし気持ち悪いんだけど、真相が気になってページをめくらずにはいられない。途中までは星4つのつもりだったが、最後に主人公によって違う恐怖とせつなさを味あわされ・・・。ラストが良い。
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「こんな死に方だけはいやだ」というのは人それぞれあると思うけど、わざわざそういう死に方を選んで死ぬという謎の事件の真相は? 気持ち悪くて怖くて面白いです。読みふけります。
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「黒い家」「青の炎」「ISOLA」の作者の作品。ずーーっと前から読みたいと思っていて、ちょうど最近ブックオフで見つけてゲットしました。
ホスピス医の主人公の恋人がアマゾン探検に行きまして、帰ってきたら別人のように豹変しちゃったんですよ。で、恋人は自殺してしまい、一緒にアマゾン探検に参加した人たちの変死してしまい、主人公がその謎に迫るお話です。あ、あとヲタ青年も絡んでくる。
・・・はっきり言ってめっちゃグロい&キモいで、途中で読むの放棄しますたorzアマゾンおっかねー。寄生虫とか、マジで無理だから!!(泣)まぁバイオホラーがお好きな人には面白いと思います。
何となく「パラサイト・イブ」を彷彿させる作品でした。あ、別に盗作疑惑じゃありませんので。
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面白すぎます!!
専門用語もあるんですけど、わかりやすく説明があるので、読みやすいです。
結末が恐過ぎです
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ここからリアルタイムです。あれ、表紙イメージないのか……表紙は好きなんですけど。貴志作品未読既刊ラスト一冊だったのですが、う、噂通り……GW明けの五月病患者が読むものじゃなかった……これで何か内容があればまだ救いがあったのですが(私に)、ただ気持ち悪くて残酷だけの話だったような気がするなぁ。こうなったらなんかもう世界終わったんじゃない?みたいな疑問もスルーされていたような……私がちゃんと読んでなかったのかもしれないですけど。こういうグロは苦手ですあれ、これって映画化したんですよね……?ぎゃー
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貴志祐介さんがすごい好きなので。ちょっとグロいけど読み応えあって私は好きです。黒い家よりいいと思う。
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わたしの中での「天才・貴志祐介」の地位を不動のものにした一作。最初に与えられた恐怖の正体がわかった後、更にそれを上回る恐怖が生まれ、最後の最後に臨界点に達するその構成がまさに絶品。そしてなんと言っても、その恐怖の『正体』がハンパじゃない。この内容の物語のタイトルが『天使の囀り』とは更に心憎い。わたしにとっては非の打ち所のないホラーでした(職業上、という面もある)。光の中で暗部を見せる貴志ワールドらしいラストシーンが、これはまたあまりにも切ない。ちなみに、これを読みながらのお食事はオススメしません(やってしまった自分に愕然)。
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とても怖くて気持ち悪いのに先が気になって仕方ない...そんな本です。
この本を初めて読んだのは中学生の頃ですが、何年たっても私の中で一番の本です。
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十代の頃に貴志祐介にハマってまして。
その頃読んだので結構前ですね。
結末はどうも思い出せないのですが
とにかくグロかった記憶が。
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ホラーです。アマゾン調査隊が原住民達の
タブーとされている呪われた土地に入ってしまった事が
謎の死の原因ではないかと・・・・・・。
天使の囀りが聞こえた人達のいくつかの自殺の状況を想像すると、
もう!もう!恐ろしいの一言。
さらに後半はもっと想像させられます。
また私達の生活の中 目で見る事はないが、
実際に『存在』する物を題材にしているだけに
また違った怖さがあると思う。
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ホラー強化モードにつき久しぶりに貴志氏のお話。この話を楽しむには一定以上の想像力が必要なのだけれど、それによって描かれる情景のグロテスクさや恐怖が、またそれを描けるという快感に摩り替わりそうで怖い。相変わらず一気に読ませる作品を書いてくれました。面白かったです。