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下の一冊と表は異なるが、目指す処は同じ、心の安定と赦しだろう。「いきるべきなぜ、を知る者は、ほとんどすべてのいかに、に耐えうる」というニーチェの言葉を出して、生きることを真正面から説く。著者はキリスト教系学校の教育者であり、弱い者に寄り添う日常の、見かけとは違う強い信念を感じさせる。私には懐かしい雰囲気。
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恥ずかしながら渡辺和子さんという方のことを全く知らなかったんですが
本書を読み YOUTUBEで見てなるほど~!
“暗いと不平を言うよりも すすんで灯りをつけましょう”
「心のともしび」に出てらした方です!
渡辺和子さんは現在85歳くらいでしょうか。
何十年という間ミッションスクールの教育者として従事され、
現在も精力的に講演会などで活動していらっしゃるそうです。
宗教色が濃い部分もかなりあるけれど
人間関係の難しさ、生きること、死ぬこと、教育のことなどなど。
宗教の枠を超えて 本当の人間らしさとは何か・・・・みたいなことを投げかけられたように感じます。
とても穏やかな語り口の渡辺さんの言葉には
目からウロコだったり、溜飲が下がる思いだったり、共感だったり、「このままの自分でいいんだ」っていう安心感があったり・・・・
『置かれた場所で咲きなさい』も楽しみに読みたいです。
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著者は日本カトリック学校連合会理事長を勤めた方であるが、父上の渡辺錠太郎氏は、二・二六事件の犠牲になって自宅で銃殺されたが、著者は屏風の蔭からその惨劇を直視していたという凄絶な体験を持っている。その人生経験から語る様々な側面からのエッセイは若い人たちに多くの示唆を与えることと思われる。これから人生の荒波を渡って行こうとする若い人たちにお勧め。