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紙の本
体系的に数学を学ぶために
2002/07/20 15:00
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投稿者:優樹O - この投稿者のレビュー一覧を見る
数学の授業が選択性になってしまい、細分化された分野事に教えられることが多くなった。そのため多くの学生が理系文型を問わず、微分積分と解析、ベクトルと行列、または解析と行列を同軸上で考えるといったことが出来なくなってしまった。微分は微分、ベクトルはベクトル、行列は行列と。
それらは大学生が数学の本質に迫ろうとするとき大きな弊害となってしまっていた。そのような背景の中で数学の参考書の中に現状を踏まえたいくつかの良書がある。そのひとつがこの「数学再入門」で経営学の逸話とからめて話が進められているのが特徴だ。
1巻は線形代数と解析、2巻は確立統計と現代数学入門といったようすだ。おもしろいのは2巻の現代数学入門の章が多くの哲学の参考書に参考図書としてあげられていることだろう。この章は非常に読みやすくわかりやすい。特に位相の説明は定番になっている。
ところどころに経営・経済学のエピソードが交えられているが、それ以外の専攻の人にもまた社会人でこれから数学を本気ではじめてみたい人にもおすすめできる入門書だ。
類書に岩波新書の「数学入門」があるがこれもおすすめ度抜群。個人的には岩波の数学入門のほうが好きだったりもする…。
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