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喧嘩をしているときに現れた自転車にのって気づいたら浦島太郎状態になる兄弟の不思議なというかたんたんとした話。
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月イチ絵本。
今月来月分のは買ってあったのだが、タイミング的に今読むような内容じゃないやつだったので急遽変更。
慌ててAmazonで購入。
実は立ち読みでパラパラと読んだことがあったのでなんとなくあらすじはわかっていたのだが、じっくり読んだらなんとも不思議な内容だった。
まあゴーリーらしいといえばらしいのだが。
章が飛び飛びだったり、自転車にペダルがなかったり、なんともわけのわからないストーリーである。
珍しくフキダシもあるしね。
まあゴーリーらしくてちょっと精神がグルングルンするのでとてもよい。
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エドワード・ゴーリーといえば、
「ギャシュリークラムのちびっ子たち」
と、
「うろんな客」
と、
今日紹介する「優雅に叱責する自転車」の3つを抑えましょうって感じです。
1番最初に、
「火曜日の翌日で 水曜日の前日のこと」について考えてから読み始めましょう。
何度も言ってますが、
文章をじっくり読むターンと、
画をじっくり鑑賞するターンにわけて、
1回目2回目と読んでください。
その後、
文章と絵を同時に楽しみながら4回目です!
この、
「優雅に叱責する自転車」は特別な4回目の読み方があるのです!
1章から22章でなる、
「優雅に叱責する自転車」なんですが、
ちゃんと描かれているのは、
第1章
第2章
第4章
第7章
第11章
第12章
第15章
第19章
第22章のみなんです!
冒頭でもお話ししたように、
「火曜日の翌日で 水曜日の前日のこと」について考えましたか?
そうなんで、
描かれていない「章」について、
自分で考えて想像して読み進めていくのがこの「優雅に叱責する自転車」の流儀なんです。
ちなみに、
僕は占い師ですよ!
しかも、
メインで使ってる占術はタロットカードなんです!
タロットカードは大アルカナと小アルカナに分かれてて、
大アルカナは全部で22枚あるのです!
エドワード・ゴーリーさんは、
占いカードも出されています!
知っていましたか?
つまり、
占い師に造詣があったんだと思います!
ゆえに、
考えてみましたよ!
第1章は魔術師
第2章は女教皇
第4章は皇帝
第7章は戦車
第11章は正義か力
第12章は吊るされた男
第15章は悪魔
第19章は太陽
第22章は愚者
の、
カードと対応しております!
つまり、
そういうことなんです!
第1章は、
エンブリーとユーバートがクロケットでバトってる!
で、
なぜか自転車が登場!
第2章
ユーバートが座席に乗り、
エンブリーはハンドルに乗る。
第4章
木にぶつかりそうになって、
鳥がつぶやく。
第7章
カブ畑を通り抜ける
第11章
稲妻に打たれる
2度も!
エンブリーの14足の黄色い靴がなくなり、
ユーバートのまだらのチョッキもなくなる。
第12章
ワニとエンカウント!
このワニ好き!
でも、
一蹴されて息絶えちゃう弱さなんです。。。
第15章
納屋に入っちゃう。
真っ暗。
で、
出るのよ。
第19章
果実を喰う
第22章
173年前のオベリスクなう!
で、
自転車が壊れて終わり。
柴田元幸さんの解説的な。
epiplecticこれまた、
ゴーリーさんの造語かと思いきやわけのわからん存在する難しい言葉なんだ!
それを、
優雅に叱��すると訳すセンス!
それは凄い!
ゴーリーさん自転車に愛着があったようですね。
そう、
そして、
自転車なのにチェーンもブレーキもないの!
動力が不明!
最早魔法!?
全体的に明るい雰囲気の作品は珍しいのかな?
ぜひぜひ、
「ギャシュリークラムのちびっ子たち」
と、
「うろんな客」
と、
「優雅に叱責する自転車」
を、
読み比べていただきたい!
どれも好みじゃないのであればゴーリーは無理かな?
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タイトルについて、ものすごく意味深いと見做してもいいが、
訳者が教えてくれているように、へめろほな自転車、でもいいし、ふんたろびれな自転車、でもいいし、ちょぼらうにょぽみな自転車、でもいい。
最後は嘘。
内容は「ほのぼのシュルレアリスム」。
特定の一日でもないし、鳥がフラグを残すし、カブの季節じゃないし、ワニは弱いし、の流れに、
173年前に失踪、浦島、神隠し!? というオチがあるだけで、特に深い意味はないのだろう。
自転車カワイイ。
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読後、裏表紙を見ると、なんか納得する(伏線を回収したとかさういふのでないが)。
一貫した不条理が展開するのだが、でも読む。
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題名も不思議な感じ。最初の一文も不思議。絵も文章もシュール。優雅に叱責するとは?と思ってたら訳者がその説明をしてくれていた。たしかにエドワードゴーリーに、ハマるというのは分かる気がした。
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徹底したゴーリーワールドは、どれを読んでも裏切られることは無いけど、本作にしても然り。時の狭間に迷い込んだ幼子兄弟が、摩訶不思議な自転車曲乗りの旅を経て、戻って来てみれば未来の世界だったとさ。ちゃんちゃん、のお話。
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「火曜日の翌日で 水曜日の前日のこと。」にあった
出来事。二人のきょうだいと自転車の冒険もの…?と
思っていたらオチはうらしまたろうでした。
シュールです。相変わらず。
「優雅に叱責する」は英単語epiplectic(廃語)を訳したもの。
柴田氏ほどの翻訳家でも最初はこの単語を知らずに誤訳しそうに
なっていたというエピソードが書かれていました。
翻訳って本当に手間のかかるお仕事ですね。。
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題名も不可解なら、一行目からして不可解。そもそもどうやって動いてんのこの自転車!って感じでページを次々とめくっていく。そして到達するラスト。驚くと同時にない部分がなぜないのかなんとなく理解できた気がして、その間を想像してみたりします。裏表紙にあるものを確認し、表表紙に戻った時、数を数えて、うんぴったり!と嬉しくなりました。すぐに再読して細かい部分まで何度も楽しみました。何を書いたらいいかわかりませんが、とにかく「好き」です。
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原題は『The Epiplectic Bicycle』、訳者の柴田元幸さんのあとがきによれば、これをほぼ直訳で『優雅に叱責する自転車』となるようだ(なんか、日本語の美しさを感じた)。
肝心の内容は、言い表しようがないほどシュール。表紙ではワニが自転車と戯れ、裏表紙では大きな鳥がエンブリーとユーバートの無くしたものオベリスクを運んでいる(オベリスクが朽ちていない)。いやはや。不可解。
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なんだか変なものを拾ったと思っていたら、どこかの買い物サイトからこっちも届きました。
ますます、わけわかんないのですが、やっぱりスゴイ!
こっちも、ブログでどうぞ。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202206170000/
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「火曜日の翌日で 水曜日の前日のこと。」
もう、この書き出しほど引き込まれる文章ない…
すっっっごい好み!!やばい。
ストーリーの流れは意味わからんけど、そこがいい。
結末もめっちゃ好き。
1〜2分で読める薄い絵本なのに
この奇妙でちょっと不気味な世界観が出せるのすごい。
映画『レモニースニケットの世にも不幸せな物語』
が大好きで、どことなくその雰囲気がある。
エンディング曲を流しながらこの本読むと
さらにどっぷり浸れそう…