サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

葉隠の名将鍋島直茂 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

戦国武士の生きざま

2001/02/25 23:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブランカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 葉隠には興味があった。隆慶一郎氏の「死ぬこととみつけたり」を読んで以来、私の頭から、葉隠という言葉が離れることなく、脳裏にこびりついてきた。私の葉隠のイメージは、忍者の「この葉隠れ」という忍術を連想し、なにか、忍びの話が書いてあるのだろう、という間違いも甚だしいものであった。
 それが、苛烈な武士の生きざまをさすものであることを知ったとき、体の中を電流が走り抜けた感覚に、文字通りしびれたものだった。鍋島直茂・勝茂は「死ぬことと…」の中で、主君として登場する。だから、このときの私は隆氏の目を通して、いや、その小説の主人公の目を通して鍋島直茂・勝茂を見たといえる。今回、違った視点でその姿を見ることができることはうれしい限りである。
 時は豊臣の時代から徳川時代の礎ができあがる過程である。全国の戦国大名にとって、自国が繁栄するも滅亡するも全て、時代の先を見る力に長けていることにかかっていた。その意味で、鍋島直茂は龍造寺家の家臣であったに関わらず、「静の下克上」といおうか、静かにその勢力を自国で拡大し、その上秀吉と家康という大勢力の元で、自国を保ち得た希代の武将であった。
 本書は、龍造寺家との確執、秀吉、家康との駆けひき、国作りの様子など、様々な角度から、その半生を描いている。その生きざまは、いまのわたしたちが、学び生かすことによって、後世に引き継いでいくべき生き方である。そして、それは、とりもなおさず、日本の男が心に持つあこがれの男の姿である。
 筆者、童門冬二氏の考えが随所に反映され披露されていることは、ある部分でストレートな読み方を妨げるかもしれないが、それは、それでよいのである。心の襞の底に男の生きざまをとどめておくのも一興ではないか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。