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数年前に購入して以来、気の向いた時限定で、じっくりゆっくり読み深めるようになって以降、2010年2月7日頃ようやく(上)を読了。
【噛めば噛むほど味が出る】とはこのことかと思う程、同じ箇所を数カ月経った頃に繰り返し繰り返し読んでいった。中盤からオデュッセウスが出てくるのだが、序盤のテレマコスの活動場面を、噛んで噛んで味をじっくり出しながら読み深めていくことに時間がかかったとも言える。文体がかなり癖があり、翻訳文ならではの超長文的な部分も多かったからであるのだが。
幸いにもテレマコスの活動場面を時間をかけてゆっくりじっくり読んでいたことが中盤以降役に立った。オデュッセウス登場以後序盤と照らし合わせながらある程度スラスラ読み深めていけた。
(下)の方を読了した以後も、(上)(下)をまた気の向いた時にでも読み深めてみたい。噛めば噛むほど味が出るし、気になる偉人キャラクターの武勇伝も紹介されてあるので、後々も何かとお世話になりそうな気がする。
内容に関する感想は、(下)に関するレビューの時にまとめて記したい。