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料理人誕生 米国料理学院の秘密 みんなのレビュー
- マイケル・ルールマン (著), 渡辺 葉 (訳)
- 税込価格:2,530円(23pt)
- 出版社:集英社
- 発行年月:2001.2
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紙の本
料理のハーバード
2017/10/16 04:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界中から料理人を目指す若者たちが集結する、CIAの魅力が伝わってきました。職人の育成だけではなく、料理を文化にまで高めていく様子が伝わってきました。
紙の本
2001/04/01朝刊
2001/04/04 12:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
レストランや雑誌で目にする料理は「結果」に過ぎない。私たちは、その料理を作るための下準備の様子さえ知らないで食べているが、どんな人々の、どのような体の動きから生み出されたものであるかという、料理の出発点と過程はキッチンの奥深くに隠されたままだ。
だが、料理を作ること、食べることの双方があくまでアナログな行為であり、人間の身体性と切り離すことができない以上、実は作る動作が最も重要なのである。
本書は、おそらく初めて料理人の身体性に主眼を置いて書かれた作品と言えるだろう。作家の著者は全米一と言われる料理学校に入学する。そこは巨大な技術教育システムであると同時に、「料理人とは何か」を徹底的に考えさせる場でもあった。
各コースを担当する料理長や生徒たちの個性がくっきりとした輪郭線をもって描かれるが、最も光彩を放つのは個々の料理に取り組む人々の作業の細部を描写した部分だ。
スープ・ストックを作る、野菜を刻む、肉に焼き目をつけるといった細々とした仕事が眼前で繰り広げられているような細密な文章。フライパンがぶつかる音、包丁がまな板をたたく音、あらゆるにおい、幻惑するような味が活字から立ち上る。汗をしたたらせ、肩で息をする料理人の姿が鮮やかに見えてくる。
一年間にわたって彼らに立ち交じり、格闘する著者の体が次第に料理人になっていく。そのプロセスが生々しい。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001
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