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鈴木力衛の訳が素晴らしい。ちょっと講談調でスピード感があって、なにより登場人物が生き生き描写されている。
翻訳を勉強している人はぜひ一読を。
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ダルタニャン物語はこの後まだまだ続くんですが、世間でいわゆる「三銃士」と呼ばれているのは、この「友を選ばば三銃士」と続く「妖婦ミレディーの秘密」の2冊。
ほんとは、2冊全部を読むつもりではなくて、
ちょっと確認しようかなというくらいだったんですが、
なんかついつい読んじゃったんですよねー。
ものすごーいご都合主義だったりするんですが、
強引に読ませる力というか、次はどうなるんだろうとそそらせる力が強い。
エンタメ文学の王道です。
舞台はルイ13世時代のフランス。
でも、あちこちにパリの住所が出てくるのでパリの地図片手に
読むのも楽しかったです。
三銃士とダルタニャンは、すごい近所に住んでいて、
しかも今やお買いもののメッカとなっているサンジェルマンデプレ界隈。
「アトスの家の近くでブランダード食べたぞ」とか
「アラミスの家の向かいの通りのバッグ屋がいいんだよなー」とか
現実とむりやり交錯させたりして。
「三銃士」の訳本はいろいろありますが、確か「ダルタニャン物語」すべてが読めるのは、これだけだと思います。
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2010/04/07 ロロさんのダルタニャンを理解するために。殺人が罪にならない世界なのか??に違和感を覚えつつ、すいすい読める。指輪とダイヤは出てきた
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はじめて「三銃士」を読んだのは、たしか小学校三年生くらいの時のはずだ。子供向けに書き直したもので今思えばかなり単純な話になっていたけど、夢中になった。次に出会ったのが中学校の終わり頃。「三銃士」がもっとずっと長い物語の最初の部分に過ぎないことを知り、大喜びで読みふける。ずいぶんたってからふと読み直したくなり、手に入れようと思ったら絶版だった。数年前復刻されたことを知るが、なかなか手が出ず、また入手困難に。今回、やっと全巻まとめて手に入れ、うっとりとした思いで読み直し始めた。
そう、うっとりとしてしまう物語。若々しいダルタニャンがいる。イギリス行きの話が思ったよりもあっさりしていて拍子抜けしたが、とにかく理想化されたアトスが時にめちゃくちゃをやるあたりが痛快である。もっともっと人気が出てほしい物語。大事に大事に、読み進めるとしよう。
2004/9/27
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フランス史にまつわるデュマの物語ですが、本の中で度々出てくるのがアンジューのワイン。どれほど美味しいのかと、一度飲んでみたくなります。 やまいち
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◆「ダルタニャンって?」 「三銃士の主人公」 「なら知ってる!」◆
『三銃士』が、この物語の最初の2巻に過ぎないことはあまり知られていない。そして“鉄仮面”。フランスの歴史や文芸に興味がある者なら一度は耳にしただろう。ルイ14世の、例のあれだ。それもここに語られる。
田舎者の青年銃士が国王より元帥杖を授かり名誉の戦死を遂げるまでの波乱万丈物語は、そのままフランス17世紀の歴史物語となる。
全巻読破すればフランスの17世紀は君のものだ。夏休みをかける価値がある。