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紙の本
沖田総司のアイデンティティを探す物語なのかもしれない
2005/02/14 23:34
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のことばで「長々といわばプロローグの続いてきた「夢幻戦記」も、ようやくまさに本当の意味での本篇がはじまります」と語っているように、ここに至ってもまだ話の始まりが続いているような感じです。
この巻での一番の出来事は、沖田総司が自らの意思で初めて人を斬ったエピソードということになります。それまでは夢うつつというか、人格が入れ替わっているままに人を斬っていた総司が、ここでははっきりとした意識を持ったまま清河八郎を斬ります。しかも、妙な罪悪感とか負い目も感じずに斬ってしまうところが、沖田総司の総司たるところなのでしょう。これが後々に影響してくるのでしょうか。
また、それと関係あるのかないのか、ここしばらくの総司は「自分が何者か」ということを考えることが多くなっているようにみえます。これはこの物語全編を通じてのテーマのようにも思えますが。
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