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みんなのレビュー4件

みんなの評価5.0

評価内訳

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紙の本

Youcanonlykeepyourowndooropen.

2003/12/18 03:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すなねずみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

You can only keep your own door open. If someone sees that door and says, “That's weird, that's weird...too weird for me.” That's one person ---- another person says, “Wow, there is something there, but I'm scared.” Someone else will say “Ah, that's just hype” or “He is just strange.” So the only person that is going to know that it's a real door is the person who is keeping his door open.

<きみにできることは、きみ自身の「扉」を開いたままにしておくということだけだ。その「扉」を見る人は、「なんだか気味が悪いなあ」と言うかもしれない。「何かありそうだけど、ちょっと怖いなあ」と言う人もいるかもしれない。「かっこうつけているだけさ」とか「変わっているね」とか言う人もいるだろう。そして、この開かれているのが本当の「扉」なのだということ、このことをわかろうとするのは、やはりまた自分自身の「扉」を開けている人だけなんだ。>


のっけから、思いっきり長々と引用してしまったけれど、なんて言えばいいんだろう。とにかく、この一節に僕はものすごく慰められたのである。ぽろぽろと、涙がいくらでも出てきて、しばらく止まらなかった。
やがて涙が止まると、とても視界がクリアになっていて、心の重荷がすべてパーッと消えてしまっていた感じ。思わず「心の琴線に触れた」なんていうクリシェを使いたくなるような経験。

クリスチャンのくせに「憐みなんて糞食らえ!」と思って生きてしまっているところがあって、いわゆる「癒し系」の本に漂っている「憐み」みたいなものには妙に反発を感じてしてしまうから、絶対にそういう類の本は買わないのだけれど、この本は……僕にものすごい「癒し」を与えてくれた。

後半部分など、かなりスピリチュアル系がかったところがあって、ちょっとばかり鼻につかないこともないけれど…まあ、それはキース・ジャレットがロシア最大の神秘思想家グルジェフに大きな影響を受けているみたいだから仕方のない部分もあって、そう言えば僕の敬愛する演出家ピーター・ブルックもグルジェフの影響を受けているらしいから、いずれグルジェフのことはちょっと調べてみようと思う。


遅ればせながら、念のために書いておくと、これはあくまで現代を代表するピアニスト(もともとはジャズ・ピアニストだけど、今はジャンルを越えて活躍中)であるキース・ジャレットが自らの音楽世界を語った本(インタビュー形式のもの:インタビュアーが山下邦彦さん)で、いわゆる「癒し本」とかではさらさらない。もちろん音楽的にも非常に高度でためになる内容が詰まっている(と思う)。


あんまり大袈裟なことを書くと良くないんだろうけど(とくにこういう、ちょっと微妙な本の場合)、対人関係なんかで苦悩の極みにあるような人には絶対にオススメしたい。この本と、キース・ジャレットのCD(「ケルン・コンサート」がやっぱり一番かな)があれば、なんだか、どんなに辛くても生きていけるような気になってくるはず。


*あと、ついでに言えば、英語と日本語が対訳みたいな形で両方出ているから、英語の勉強にも使えます。(あんまり関係ないか?)

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紙の本

キース・ジャレットインナービューズ—その内なる音楽世界を語る—

2001/10/03 22:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大谷能生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 残念なことに現在は既に絶版となって久しいみたいなんだけど、いまから10年とちょっと前くらいに立東社から「キース・ジャレット 音楽のすべてを語る」という本が出版されたことがある。大判で、手に持つとずしりと重く、トリフォーがヒッチコックにインタビューした本並にゴージャスな作りをしていたその本は、当時、ジャズ・ピアノに取り組んでいる僕の友人たちの部屋の殆どに置かれてあったように思う。

 それだけその本の内容は充実していた訳なんだけれど、ジャレットはその後、さまざまなパーツから出来ていたその豪華本のなかから自身のインタビュー部分だけを取り出して、もう一度元のテープから自身の発言を聴き取りなおし、文意に手を加え、まったく新しい構成に編集しなおして、また新しくその本のイングリッシュ・バージョンを制作するという作業を続けていたらしい。

 自らの手によってもう一度、語り切ることが出来なかったところ、伝えたいことが上手く説明できなかったところをリライトしていくという非常に神経を使うその作業は、しかし、96年後半から続いた彼の体調不良も影響してかなかなか仕上がらず、英語版自体の編集は2001年の現在でも未だにジャレットの手を離れていないという。

 この本は、いまは音楽的な復活に全力を注いで欲しい、という、立東社版の著者である山下邦彦氏のはからいによって、これまでにまとまっている原文(英語)にその和訳を併置し、英語圏のファンにも読むことが出来るようなかたちで作られた。前者の豪華本が「ジャレットのベスト・アルバム」だとすれば、「ジャレットのソロ・アルバム」ともいえるような出来になっていると山下氏は述べているが、確かに、さまざまな引用がコラージュされた立東社版に比べて、ジャレットの心の動き、主題の扱い、ひとつのモチーフを十分に展開する彼のこだわりが、ソロ・ピアノでのライブを経験するかのように辿って行くことが出来るようになっているように思う。ジャズ・ピアニストとしてめずらしくカリスマ性を持つ彼の秘密に迫るためには必読の本だろう。

(大谷能生・フリーライター 2001.10.04)

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紙の本

出版社からのオススメ

2003/02/05 03:36

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投稿者:太田出版 - この投稿者のレビュー一覧を見る

今なお音楽シーンの最前線で活躍し、あらゆるジャンルの音楽に影響を与え続ける天才ジャズ・ピアニストが語り下ろした音楽創造の秘密! キース・ジャレット、唯一の音楽的自叙伝!

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2012/11/09 22:14

投稿元:ブクログ

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