紙の本
本当のつよさ
2003/06/01 23:05
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投稿者:jyarumama - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢で見た丘の上のぶどう畑。夢からさめたアオさんが
森を抜けて行ってみると、目の前に現われたのは
夢で見たぶどう畑だった。
「みんなにはないしょね」というネコさんに
「やくそくだよ」と言った矢先、出会った動物たちに
うっかり話してしまい皆で行くことになってしまいました。
それでもアオさんは
「みんなで食べたほうがおいしいよ」と、出会った動物たちと
ぶどう畑へ進むのですが、待っていたのは…。
優しい人(動物)とはどんな動物なのか、
ほんとうの力を、優しい文章で教えてくれる
「アオさんのような思いやりをもってくれればなぁ」という
感想を持てる本です。
楽しい事は、一人よりもたくさんの人と。
そんな気持ちも不思議ともてるように感じてくれればなぁ。
優しい気持ちを自然に感じさせてくれる本ですね。
紙の本
お気に入り
2018/11/08 19:39
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投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
馬場のぼるさんの絵が好きで読みました。
ぶどう畑という響きがよくて、耳に心地よかったです。
アオさんの優しさに癒されます。
紙の本
みんなで食べようね
2017/02/12 15:23
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぶどう畑。
独占しようとするものも。
みんなで食べようねという姿勢のアオさんがいいね。
みんなで仲良くいっしょに食べるのって美味しいと思うよ。
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6分くらい。
森。夢で見たぶどう畑。猫。キツネ。森の動物たち。みんなで食べるとおいしいよ。狼が独り占め。追いかけっこ。
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小さい時に何度も読んだ本。
ぶどうがおいしそう。
みんなで食べたほうがいい、ってとこが好きだった。
久しぶりに「ねこさん」を思いだした。読まねば。
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アオさんが夢で見たぶどう畑。飛び上がった瞬間に夢がさめてしまってがっかりしましたが、夢で見た場所に行ってみようと歩き出します。すると、本当にぶどう畑がありましたが、まだちょっと酸っぱかったのです。次の日に行くと、狼が俺の畑だと柵をはっていました。狼に追いかけられたアオさんは・・・。面白いお話。高学年でも楽しめるようです。9分
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ウマがとぼけててかわいい。
オオカミもきらいじゃない。
ふるえながら二人を見ているどうぶつたちがかわいすぎる!
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うらわ美術館の「11ぴきのねこと馬場のぼるの世界展」で遺作だと知り、会場の絵本をよんだ
アオさんという馬が、夢の中で見たぶどう畑に行くおはなし
途中でまたまたねこが登場、「11ぴきのねこ」を思わせるずるさだ
アオさんはのんびりしていて、やるときはやるけれど、優しい
他の作品と比べると、線や色が粗めだ
けれど、会場のキャプションにあった通り、ぶどう畑のぶどうが滲んだような紫がきれいだ
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『11ぴきのねこ』の馬場のぼるさんの遺作。練馬区立美術館で開催されていた『まるごと馬場のぼる展』に行く(行った)ということで。
独り占めしないアオさんの、最後の台詞がやさしさを引き立てるなぁ……
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馬のあおさんは夢の中でブドウ畑をみつけました
目が覚めて、夢の通り歩いていくと途中でねこに会い、一緒にブドウ畑に行くことに
どんどん行くと本当にブドウ畑を発見!
でもブドウはまだまだすっぱい
ブドウ畑のことは内緒だよ
また明日来よう!
と約束したものの、キツネに聞かれたあおさんはしゃべってしまい、色んな動物と行くことに
ところがオオカミがブドウ畑を独り占めしていて,,,
あおさんが優しいです
読み聞かせ時間は8分くらい
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やさしいアオさんのはなし。
11ぴきのネコのネコがでてきたような、、、。
みんなで分け合うやさしいきもちって素敵。
アオさんを見習いたいなと思いました
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馬場のぼるさんの遺作となった絵本。
ある日、たっぷり実ったぶどう畑の夢を見たアオさんは、夢で見た場所へ行ってみることにしました。途中で出会ったネコとともに向かったその先には夢でみたのと同じ畑いっぱいのぶどうがあったのです。お腹いっぱいぶどうを食べたネコは「このぶどう畑、だれにも ないしょだよ」と言いますが、次の日またぶどう畑に行く途中、アオさんは出会った動物たちみんなにぶどう畑のことを教えてしまいます。
馬場のぼるさんの特徴であるやわらかい色使いとのびのびとした線はこの作品でも健在で、ふわりとした空気感が読んでいて気持ちいいです。
すぐにぶどう畑のことをみんなに話してしまうアオさん、ほんとは内緒にしておきたかったネコ、それを知って一緒にぶどう畑に向かう動物たち、ぶどう畑を独り占めしようとするオオカミ。それぞれは人間関係おけるメタファーなのでしょう。みんながアオさんのように考えることができたら、という願いが込められているように思います。
オオカミを追い払う役目も、唯一オオカミのことを気にかけていたのもアオさんであることにもそのような「大局的に物事を見る」という考え方が感じられました。
絵柄は同じでも、いままでの作品に比べコミカル度は若干落ちていますし、よりメッセージが強調されたつくりになっています。
馬場のぼるさんの作品には、「迷惑をかけるやつ」や「ズルいやつ」が割と登場します。物語の都合上、彼らは何らかのかたちで罰をうけたり、追い払われたりするのですが、どうもそこには、彼らのことを「許容」したいという目線もあるように私には感じられました。というか、おそらく馬場さんはそういった「迷惑をかける」とか「ズルい」ということは誰だって心のどこかに持ち合わせていて、それがわかっているからこそ、「報い」と「救い」を同時に描いているのではないでしょうか。
「あははは、みんなで たべたほうが、
ずっと おいしいよ」
結局はこの台詞に集約されるのだと思います。そしてそれを絵本の中でさえ簡単には実現しないことに、この作品の尊さはあります。
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お馬さんが主人公の物語って、実は珍しい気がします
そして馬場のぼるさんの作品によく登場するおなじみのねこやぶた、きつねにりす、そしてちょっと珍しいオオカミが、美味しいブドウをめぐってわちゃわちゃする物語です
夢で見たブドウの群生地を探しに出かけるアオさんと道連れになったねこ、無事に美味しいぶどう畑はみつかるのですが、内緒にしておきたいねこを尻目に、アオさんは他のどうぶつさんたちにぶどう畑のことを話してしまうのでした
しかし、それを一人占めしようとするオオカミがぶどう畑に有刺鉄線を張り巡らしてしまいます
はてさて、アオさんたちはどうするのでしょう?
という、縄張りや利権の争いをする、人間の社会の縮図の話でもあるお話です
でも、お話はのんびりした雰囲気のままで、アオさんは馬らしいパワーを発揮してオオカミをやっつけてしまうのでした
アオさん自身は、やっつけたという意識はなく、それよりは仲良くしたがっているところが、ポイントです
みんなでぶどうをもりもり食べる場面のにぎやかさと、裏表紙のしてやられてあぐらをかくオオカミの対比が可愛いです
そう言えば、アオさんは青いからアオさんなんだろうか
黒い毛並みの馬の事を“青毛”あるいは“青鹿毛”といいますが、実際に青い馬がいたらどんなのかな~っていう発想でアオさんが生まれたのかなとか思いました
あと余談ですが、犬や猫は本来ぶどうを食べてはいけないんです 内蔵を悪くします
きっと、この森のぶどうはみんなで食べても大丈夫なものなんでしょうけど
また、こちらの作品は馬場のぼるさんの遺作だったと、読んでから知りました
たくさんのお話をありがとうございます
まだまだ拝見できてない作品があるので、大切に読んでいきます