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紙の本
「セカチュー」300万部突破!誰が持ってるの
2004/10/05 22:31
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投稿者:つば子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「セカチュー」300万部突破!
そんなに売れている本なのか。読んでみたい。買う、という気にはなれないが読んでみたい。誰か持っていないのか。私の周りでは、読んだという人はいない、話題にもなっていない。
300万部というのは数字的には、どうなのか? 「ノルウェイの森」を抜いたと聞く。「サラダ記念日」は、260万部だそうだが当時、「サラダ記念日」は周りの皆が持っていた様な気がする。はて?やはり若い世代の人に、読まれているのか。
そういえば、宮台真司さんが雑誌で編集者の間でも話題になっていなくゼミの学生で読んでいたのは、60人中1人だけだったと書かれていた。
市内の図書館の予約待は、未だに500人以上だ。ますます気になる。誰が持っているの? いた
小学校6年の姪っ子が持っていた。クラスでは相当流行ったようだ。感想を求めたところ「映画もドラマも観たよ。本のことはもう忘れた」だって。
小学生がお小遣いを貯め買って、300万部とは思えないが、読んでみよう。
朔太郎がアキとの高校時代を回想する。甘い初恋の思い出ではない。アキが病気で17歳で死んでしまうから。
「もうすぐ試験ね」
「明日からまた勉強だな」
「でも、それまでは愛に生きよう」と、高校生らしいんだか、らしくないんだか。
読み進めていくが、高校生の姿はみえてこず、感情も引き込まれる訳でもなく、すすっと読み終えてしまった。脳裏に浮かんだのは、真面目で優しそうで知的な感じのする著者の片山恭一さんの姿ばかりだった。
突然大切な人を失った時、その事実を受け止め前に進むためには、どうしたらいいのか。普通の失恋でも、また大切な人をみつけたらそれでいいのだろうか、新しい恋人を得たら前向きに生きていることになるのだろうか。
朔太郎にはなどと思わず、いっそのことアキと生き続けて欲しいと思ってしまう。
とにかく「セカチュー」読んだってことに 満足。
紙の本
想い
2004/09/30 23:42
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投稿者:アイレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
手にとってページをパラパラしては平積みに戻し…という感じだった。気になってはいたが、どうしてもというところまでテンションがあがらない。この歳になって、今さら純愛!? 世界の中心で愛をさけばれてもなァと思っているところに、TVドラマの放送が始まった。ハマッた。ますます原作が気になった。結局は、また貸しという形で私の手元にやってくることになるのだけど…。ドラマを先に見てから、原作を読んだのははじめての経験だった。率直な感想はドラマの方が良かったと思う。個人的に好きな役者さんだった事もあるし、時代背景が自分自信の高校時代とぴったり重なったのも理由のひとつだろう。原作の中のサクちゃんは、ちょっと物足りない。なにより泣けない。泣ける事と作品の良し悪しは関係ないとは思うものの、ストーリー事態が全体ににサラリとしすぎて気持ちが寄り添っていけない。ドラマの後遺症かなぁ。今までの経験だと原作を超えるものってなかったんだけどなぁ。最初の直感は正しかったかもという結論が否めない。
とはいうものの、人が人を想う気持ちに勝るものはない事がジンジン伝わってくる物語。登場人物が皆、誰かを想っている。大切な人と共に生きることが叶わなかった祖父が、朔太郎にその遺骨を拝借する手助けを頼む心情を察するに、それはそれは果てしなく揺るぎない想いなのだろう。死を受け入れるために、アボリジニの生き方や世界観に救いを求めるアキの真直ぐさには拍手をおくりたい。
村上春樹氏のノルウェイの森の売上げ?を上回ったとか…私は17年前と昨年もう1度読み返したが、やはりこちらの方が好き(ごめんなさい)。純愛に感動した若い皆様方、ぜひこちらもご一読有れ。
紙の本
世界の中心とは…
2004/07/25 15:01
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投稿者:この猫、仔猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化するということで読んでみました。TVCMなどから世界の中心=オーストラリアのエアーズロックなのかな?程度の気持ちで読み始めたのですが…
内容は自分は好きですがやはり本が薄すぎる!! せめて倍くらい厚ければもっと感動できるものに仕上がったと思います。
この本を読んで考えたことは恋愛に対してではなくもっとあいまいで大切なもののこと。その大切なものがなんの前触れも無く突然消えてしまうかもしれないということです。
表紙の雲とビルと青空の意味。
世界の中心は普段生活している、ありふれた日常のことなんだというのが自分の解釈です。自分を振り返れる本でした。
紙の本
朔太郎のおじいちゃんが好きです
2004/04/12 20:16
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投稿者:ミケ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の写真がとってもいい。タイトルもロマンティック。
ちょっと読んでみたいと思った。
ん? 待て、待て。著者は男性?
ええ〜っ! 男が愛を叫んでるの〜?
と思ってちょっと引いてしまった。
その後、気になりながらもどうしても読めずにいた。
でも気になってるんだから、やっぱり読んでみようと
今になって手にとって読みました。
少女漫画のよう。
そんなに悪くはないけど、なぜこれがそれほど話題になっているのか?
中・高生の恋愛って、こんなに上手じゃない。
気持ちは確かに朔太郎やアキと同じかもしれないけれど
こんなに上手に相手に自分を伝えられないよ。
100%皆がそうだとは言えないけど。
こういうの、純愛っていうのかな? なんか大人臭い。
もっともっと不器用で、情けなくて、上手くいかなくて。
上手くコミュニケーションが取れなかった分、
いつまでもいつまでも後悔して。
それでも私は、そんな不器用な恋愛をしたことを後悔していない。
朔太郎の祖父が言った言葉に納得する。
「人生の美しさというものは、実現しなかったことにたいする思いによって
担われているんじゃないだろうか。実現しなかったことは、ただ虚しく
実現しなかったわけではない。美しさとして、本当はすでに実現しているんだよ。」
朔太郎とアキの関係は「好き」とか「愛」だけがクローズアップされすぎて
青春時代にどっぷり浸かっている人たちの特権である「可能性」が
描かれていないところにも閉塞感がある。もうちょっと趣味の話とか
友達のこととか、将来の夢の話もして欲しかった。
下校後だけならまだしも、授業中先生に注意されるくらいに
イチャついている二人って、世界が狭すぎる気がする。
「死」は辛くて哀しいもの。
残された者は、その悲しみを乗り越えるために「死」を美しく
浄化させる必要があるのかもしれない。でも、「死」をロマンティックにして
羨ましがらせてはいけない。
医学が進歩した現在、恋人が徴兵されて前線に送られることのない現在
(イラクの自衛隊派遣はあるものの)、ロマンティックな純愛を
実感するのは、なかなか難しいのだろうか。
恋人が「そこにいる」という事だけで満足できる、そしてそのことに
感謝できる世の中ではないよね、今は。
だから、小説の中だけでも「きゅーん」となりたい人が多いのかもしれない。
紙の本
長編で読みたくなりました。
2004/03/28 13:44
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投稿者:きよか - この投稿者のレビュー一覧を見る
本を読み終えて、しばらく心にポッカリ穴のあいたような気持ちになりました。
とても純粋でひたむきな恋愛。こんな風に人を愛したことってあったかなぁ…?と考えさせられた。この本の中の2人が、歯痒くも、羨ましくもあり、私も人生の中で1回くらいこの2人のような恋愛をしてみたいと思いました。
紙の本
凄く期待して、読んじゃうとダメかも…
2004/03/05 15:14
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投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄くいいって言う人と、そうでもないって言う人がいるんだよなー。
って、最初からおもっって(期待しすぎないで)読むと、いいと思います。
私は、1箇所でも泣けるシーンがあると、ほぼ合格で、そんなに悪くはないと思うんだけど…どこで泣いたかは、秘密。映画ではお爺ちゃんの演技に注目の予定です。恋愛小説自体が、だんだん感性的にきつい年代なので…(いまさらと言う感じでね〜)20代で読むのと30後半では、感覚はかなりずれているかも…
でも純愛だと思うし、面白かったです。
紙の本
「いちご同盟」の短編化
2004/01/18 22:49
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投稿者:どらえのん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルが秀逸である。
カバーデザインが秀逸である。
そして柴崎コウのオビが秀逸である。
内容は、三田誠広の「いちご同盟」の短編バージョンと言える。
「世界の中心で…」の方が話が簡潔な分、「いちご同盟」のような主人公たちの成長が描かれておらず、物語に浅さを感じる。再読意欲は「いちご同盟」の方が圧倒的に高いだろう。
しかし、ストレートな純愛物語としての完成度は高い。
理想的な恋愛を夢見るかたには「世界の中心で…」をお勧めしたい。
紙の本
泣きそうで泣けなかったな
2003/11/07 12:17
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投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題になる前に読みました。
冒頭から彼女はこの世にいないことになっている。
恋人の遺骨を胸に抱いて、彼は恋人と過ごした時間を噛みしめるように追憶している。
舞台は現代なのだけど、きっと現代では稀な純朴な初恋物語だった。
でもどうして悲恋ものの多くは白血病なのか?
強い薬で髪が抜ける、食事が取れなくなる等の描写が定着している気がする。
他にも不治の病は数多く存在するだろうに。
終わりが見えているから、時は輝きを増すのだろうか。
もし彼女が健康で、このままずっと生きていたら彼の気持ちは変わっていただろうか。
なんて、意地悪な仮定を考えてしまった私だった。