紙の本
古臭い翻訳
2021/03/20 09:58
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TK - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつか読みたいと思っていたのですが、がっかり。原文が難解な文章なのでしょうが、こんなに下手な直訳調な文章を今どき読むはめになるとは、思いませんでした。30年以上前の学生時代に読まされたのが、まさにこんな悪文でした。早く新しい人に新しい翻訳をだしてほしいてす。
投稿元:
レビューを見る
何度か読み返して、これがどうして復刻されるのかをひしひしと感じました。
民俗学者に妙な憧憬を持ってしまいましたよ、これのせいで。
投稿元:
レビューを見る
想像と全く違った本。レヴィ・ストロースの記憶の混濁したような明晰なような皮肉なような愛情深いような複雑な本でした。
投稿元:
レビューを見る
文化相対主義を唱えた著者の代表作。
勉強になった。西洋中心主義を批判しているものの、文化相対主義にも欠点があったり。
投稿元:
レビューを見る
初めてのレヴィ=ストロース。若かりし頃のブラジル旅行の紀行文。紀行文でありながら自身の構造主義をいかんなく発揮した文体がまぶしい。理性的一元論を主張し、ふんだんに弁証法的思考がちりばめられている。状況を分析し無機質な言葉に分解してしまえば、情緒も情熱も失せた、それこそ悲しい景色が広がるのみ。生きていくにはほんの僅かなものがあれば足りる。それならばそれだけ重たくぶら下げた知識は何のためなのだ。悲しいのはその温度に溶け込めない自身か、時代に逆行した、聖も俗も混沌とした地球か。
トインビーと並行して読んでいただけに、それは悲しい。
09/6/7
投稿元:
レビューを見る
この本が私の生き方を変えたと言ってもよい。構造主義の魁となったパンタナルに棲むナンビクワラ族の生活を通して、実は未開の先住民の中にこそ、私たちが失った人類としての幸せが存在するのではないかと訴えている。
投稿元:
レビューを見る
ブラジルでの旅の記録をまとめた紀行文
未開社会の分析と、ヨーロッパ中心主義に対する批判により文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつとなる。
投稿元:
レビューを見る
買ってはみたものの、今のところ読んだり積読になったり、40%くらいまですすんだし、おもしろいのだが。
投稿元:
レビューを見る
●100327
構造主義というコンセプトを、内田樹先生の本から学び感銘を受け、構造主義の大家の本を手にとってみた。でも正直を言うと、何故これが傑作であり衝撃の書なのかが分からない。自分の理解力がないからだろう。しばらく時間がたった後再読したい。
投稿元:
レビューを見る
まだ、前半だから。
大学生の時に2回挫折した本でした。正直に言えば、学問の本としてはそう優れたものではないと思います。しかし。
しかし、人生の本としては素敵な本ではないかと思います。これは人生訓だと思うんですけど。いや、まだ後半読んでないし。
投稿元:
レビューを見る
レヴィ・ストロースの調査を通じて構造主義というものがなんとなくわかった。ただ、読み物としても秀逸だと思う。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
文化人類学者による「未開社会」の報告はおびただしい数にのぼるが、この本は凡百の類書をはるかに超える、ある普遍的な価値にまで達した一個の作品としての通用力をもっている。
[ 目次 ]
第1部 旅の終り
第2部 旅の断章
第3部 新世界
第4部 土地と人間
第5部 カデュヴェオ族
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
前から知ってはいるのですが、中沢けい「海を感じる時」(講談社文庫)収録の短篇「銀の雫滴る岸」に出てきたので、読みたくなった。
読了後、まあ流し読みするような本ではなかった。章末に所々、読むべき箇所がある。Ⅱ巻につづく。
投稿元:
レビューを見る
植民地支配 南太平洋人の生活を欧米人の型と同じに変えた。独立しても、彼らはもう昔通りの生活様式には戻れない。生活用品はすべて外国から買わなければならない。外貨はない。お金がなければ、生活できない。どうすればいいだろう?
南太平洋の「現代史」 当面は元宗主国から援助して貰うしかない。独立したのに、また誇りを失うことになる。
予約
投稿元:
レビューを見る
旅とはどのようなものか。序盤で描かれている旅の様子は決してその言葉が持つ魅力的なイメージではなく、むしろタフでなければやり過ごせないエピソードだ。
しかし、それでもレヴィ・ストロースは旅をし、未開のインディオ達に会いに行き、そこからあらゆる事象(カースト制度や芸術の仕様)を学ぶ様子はとても魅力があり、また細かい描写を描く事により読者に旅の様子をイメージさせている。
ここからさらに未開の民族たちをどう捉えたのかが気になってくる。