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株主の力と責任 「英国流コーポレートガバナンス」を問う みんなのレビュー

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紙の本

企業の究極の目的である企業価値の創造・増大を,株主の持つ経営チェック機能から論じた力作

2001/05/10 22:17

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投稿者:花見 大介 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「コーポレートガバナンス」を「企業統治」とわざわざ訳さなくていいほど日本でも仕組みなどが知られるようになった。アングロ・サクソン諸国,とりわけ米英両国の近年の企業経営の成功,日本経済・産業の低迷に直面して,米英流経営手法を見習う動きが高まり,この問題を扱った書物も増えてきた。しかし,ほとんどが単なる解説か実例の紹介にとどまっている。本書はコーポレートガバナンス論がひとつの独立した学問領域を形成するようになったと思わせる本格的なものである。
 企業が競走上,有利に立てるかどうかは,取締役が持てる能力を十分発揮できるかどうかにかかっている,と本書は指摘している。年功序列的な人事政策で役員となる例の多いわが国では率直にうなずけないかもしれない。銀行がコーポレートガバナンスの一翼を担ってきた日本とは対照的に,英国の銀行は伝統的に取引先の企業の株にかかわりを持つことを好まない。株式も持たない。そうした両国のさまざまな経営事情などを比べながら本書を読めば,興味が一層増すことだろう。
 日本と同様,英国でも法の規定からみた株主の権限と役割は大きい。だが,権利意識の進み,また会社は株主のものとの受け止め方が定着している英国でも,株主総会での議案への賛成票比率が日本と大差ない。そうした例にみられるように,株主が議決権を正しく行使しているとはいえないと説き,企業経営の中核を成すコーポレートガバナンスを整備するための数多くの具体的な提案をしている。
 米英流の経営は,今や世界的な標準になろうとしている。その意味で,経営者らが英国のコーポレートガバナンスの知識を身につけておくことが欠かせなくなってきた。本書はビジネス書としては難解であり,学術書といって差し支えないが,コーポレートガバナンスにかかわる人や機関などについて極めて広範に,実証的に分析してる点はとても魅力がある。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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