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みんなのレビュー29件

みんなの評価4.5

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
29 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

大島弓子のビタースイートなハッピーを胸に刻もう。

2001/11/30 13:59

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さじまつきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『綿の国星』で大島弓子になじめない…という人には『毎日が夏休み』をすすめる。さらにちょっと…と言う人に、おすすめるのがこの本。たいてい、そこまでムリにはすすめないけど。大島弓子ファンにとって、大島弓子は救いであると同時に、やっぱり傷でもあるので。
 この本にまとめられた4編プラス1編(文庫本のみ収録の『ジイジイ』)は、ジャンルで言えば大人の少女漫画というやつだが、大島氏は割に対象を意識せず、のびのび描いたように思える。その分、話はかなりキツめ。NHKのラジオドラマになった『8月に生まれる子供』なんか、ちょっと信じられない展開のお話。
 ユートピアをめざして山奥へ移住したカップルが直面する挫折、自由で開かれた居場所がなく窒息しそうな女子大生、純朴なアイドルが受けるバッシング…きちんと、みんな暗い。あんな絵柄なのに、暗い。しかし最後はハッピーエンド。明るくないハッピーエンド…。橋本治が大島氏を指して「ハッピーエンドの女王」と言う、大島氏のハッピーエンドとは、とってつけたような「話の解決的」ハッピーではない。主人公たちが悲劇の後のこれからの人生を、傷を受け止めながら生きていく、その後ろ姿が最終コマ(なりモノローグ)に描かれているから「ハッピー」なのだ。きびしいですね。
 そんな大島弓子のビタースイートなハッピーを、ぞんぶんに堪能できる1冊がこの「ロストハウス」。大島弓子がたとえなじめない人も必読、と言ってしまいたい。読んでみてほしい。復刊された雑誌オリーブはあんなことになってるけれど、あらゆる人間は少女性を(美しさを)失わずに、強く生き抜いていける、はずなのだから。
 蛇足だが、白泉社文庫がまとめている大島弓子の文庫シリーズは、どれもセレクトにセンスと熱意が感じられて、出るたびにうれしくなる。ちいさな文庫の世界に、大島弓子のあんな感じこんな感じを少しずつアソートして、大切なものを作ろう、という編集者のもはや個人的な情熱があるような気がする。ひとことでいうと「ファン魂」だけど、きちんとポピュラリティも考えられているところがすばらしい。

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紙の本

フィクションのドキュメンタリー

2004/07/23 02:54

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

大島弓子の、最たる魅力のひとつは、彼女の作品の中でちゃんと人物が生きている所だ思います。絵やテンポをとると、一見淡々としているのですが、確実な感情をもって、物語は描かれています。いってみるとドキュメンタリーのように進んで行くのです。
だから、どんな事件が起こっても、日常の中でそれを受け止めていく登場人物達の姿が、儚くもあり頼もしくも映るのです。
そして大島弓子のもうひとつの魅力に、絶望だけで終わらないという所があると思います。決して夢のようなハッピーエンドではないけれど、ここに描かれたラストの数々は、リアルな希望をもたらしてくれます。この本は私にとって、ずっと一緒にいてほしい本のひとつです

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紙の本

大島さん。

2016/10/15 14:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

また泣かされるわけか。

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紙の本

好きです、この世界

2002/07/21 22:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

大島弓子作品をはじめて読んで驚いた。読んでいる間、時間を忘れていた。こんな経験をしたのは初めてだった。特に「8月に生まれる子供」は胸に迫る感じが読んでいる間ずっとあった。急速に老化していく病気になってしまった女の子…。老人になったことはないのですが、なぜこんなにリアルに感じられるのでしょう。ところどころ笑ってしまう部分もあって、でもせつなくて…。一気に大島弓子ファンになってしまいました。

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紙の本

心に残る

2021/04/30 20:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る

色々考えさせられる短編集でした。特に、八月に生まれる子どもは、衝撃をうけました。絵の雰囲気とは違うそのシリアスさ。感想は難しいですが、どれも心に強く残ります。

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電子書籍

胸に刻んだ短編たち

2023/01/01 21:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

閉ざしていた心の扉の鍵を見つけたような爽快感、「ロストハウス」が秀作です。18歳が81歳へと変貌を遂げていく、「8月に生まれる子供」も1度読むと忘れられません。

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紙の本

この絵にしてこのテーマ

2003/01/06 03:47

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hybird - この投稿者のレビュー一覧を見る

簡略化した絵のせいか、読後にテーマの重さがズッシリくる短編集。いろいろな切り口の作品が集まり、少女漫画の奥深さを感じさせる。個人的にはどうしても絵に抵抗があるが……

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電子書籍

面白かった

2018/08/20 20:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり。
「青い固い渋い」「八月に生まれる子供」「クレイジーガーデン」が面白かった。
「八月に生まれる子供」はかなり悲劇なのに悲壮感の中に明るさのある不思議な作品。

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2005/06/08 14:38

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2005/11/04 01:18

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2006/08/11 22:25

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2008/05/18 12:13

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2008/10/01 16:26

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2010/02/11 14:32

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2012/10/06 19:18

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