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紙の本

ノウハウを極めて普遍に至る

2001/11/12 10:57

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小田中直樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ちょっと前にファイロファクスが流行ったことがある。貧乏な僕にはとても買えない値段だったし、そもそもポケットに入らない手帳は役に立たないって考える前世紀の遺物なので、結局お近付きにはなれなかった。ついでに情報整理本ってジャンルがあるけど、こちらもお近付きになってない。整理するほどの情報がないし、そもそも整理するのが面倒くさいし。それでも文書を書く機会がないわけじゃないので、「ふつうの人が……論文やリポートや企画書を、短時間で作成するために最低限必要な方法」(二〇ページ)を解説したこの本を読んでみた。でも、情報弱者のひがみで「ハウツー本が本当に役に立つのかね」って偏見を持って読みはじめたことをお断わりしとこう。
 この本の著者の東谷さんは政治や経済を専門にするフリーのジャーナリストという、一方で自分の仕事にも情報整理が必要不可欠で、他方で情報整理に関する情報を提供する立場にいる人だ。しかも昔は情報整理に関する雑誌の編集を手がけた。この本では、短期間でレポートを提出しなきゃいけない場合を例にとりながら、東谷さんは次のような問題を考える。まず何をしなきゃいけないか。本、新聞や雑誌の記事、インターネット、取材といった色々な種類の資料があるけど、どんな順番で参照すればいいか。その理由は何か。レポートがオリジナリティのあるものになるにはひらめきが必要だけど、どうすればひらめくか。レポートを書くときには、まず何に注意すればいいか。どんな文体や文章構造を使えばいいか。僕らが陥りやすいミスは何か、などなど。つまり、この本は、何か目的があるとき、どうやって情報を整理すればいいかについて論じるハウツー本なのだ。
 この本のメリットは次の三つだ。第一、情報整理の概念をはっきりと示したこと。東谷さんがいうように、僕らにとって情報を整理することは目的じゃなくて手段だ。その場合、情報整理のゴールは目的を実現する、つまり何かを「算出」することにある。だから情報整理は、情報を集め、処理し、消化し、利用した成果を出すまでの、全ての過程を含む。データを整理するだけで満足するのは「ふつうの人」にはあまり意味がなさそうだから、僕は東谷さんの主張する情報整理のあり方に賛同する。
 第二、実践的で興味深いノウハウに溢れてること。たとえば、実際の日数の半分でスケジュールを立てる。読書する際には本の内容に賛成か反対かを考えながら読む。通説を疑う。人と会話することが大切だ。「ブロック型文章」(四〇ページ)で書く。普段自分がしてないことを指摘されてるみたいで、僕は本当に身にしみた。こんなノウハウを披露できるのも、東谷さんが「作業には期限がある」と「能力には限りがある」(二〇ページ)っていう、ふつうの人の立場に立って情報整理を考えたからだろう。
 第三、この本に書いてあるのは東谷さんの個人のノウハウだけど、それを採用した理由がちゃんと書いてあるため、自己満足に終わらない説得的なハウツー本になったこと。ハウツー本を徹底してくと普遍的なノウハウを考えなきゃいけなくなるし、そのためには論理的な理由付けが必要になる。たとえば、東谷さんは、まず本を参照し、次に新聞と雑誌の記事、インターネット、そして最後に直接取材することを勧めるけど、その背後には東谷さん自身の知識論(知識があって思考や創造が可能になる)、読書論(対話としての読書)、そして情報論(分類と検索のトレードオフ関係、情報の信憑性の大切さ)がある。こういった主張に説得力があって、はじめて提示されたノウハウが他人の役に立つのだ。
 というわけで、僕の偏見は覆された。最後に不満を一つ。せっかく算出までを情報整理に含めたんだから、文章の書き方についても、もう少し詳しくノウハウを披露してほしかった。[小田中直樹]

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紙の本

人それぞれの情報整理法

2002/01/14 21:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:chita - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「IT革命そんなものはない」という著書を書いている著者が、実際にはITをどう活用しているのかという興味もあり、読んでみた。
 ITの活用法としては、一時代前の印象は受けたが、スケジュール管理法、読書法、速読法、発想法、ナレッジマネジメント(暗黙知)等、情報整理について幅広い話題について書かれている。面白かったのは、目次の部分で、各章の解説が箇条書きではなく、一つの文章として書かれていることである。
 結局、自分自身の人生に本当に必要な情報の収集、整理は自分自身でやるほかない。と書いてある通り、情報整理の方法は各人の能力、性格、年齢、環境にも依存するであろうから、絶対的なものはなく、自分のやり方を説明した上で、陥りやすい過ち(付録:先人の「失敗」から学ぶ「情報整理史」)を示すというのは正解だと思う。
 著者の情報整理方法を総合的に言うならば、アナログ寄りのクリック&モルタルというところか。

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2010/01/10 23:18

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2010/03/26 09:36

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2011/01/24 00:00

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2011/04/13 06:55

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2011/03/23 21:03

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