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階層化日本と教育危機 不平等再生産から意欲格差社会へ みんなのレビュー
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高い評価の役に立ったレビュー
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/06/03 01:18
ホンモノの学者の声がここにある
投稿者:sai - この投稿者のレビュー一覧を見る
「学歴の時代は終わった」としたり顔で言う連中は、何にもわかってない−−学歴が関係なくなるのは、会社に入ってからの話で、「就職」のものさしとしては、以前よりも学歴がモノを言っているという「現実」を(外資系に入る連中の学歴を見ればわかるでしょ)。
本書が明らかにしているのは、この「現実」が、社会階層と不可分の問題だってこと、それも以前にもまして根本的に……。どーゆーことかというと、大学入る程度の勉強は、ヤル気とコツがとにかく大事なんだけど、本書は、そのヤル気が、社会階層と相関関係にあるということを実証的に証明してしまった。つまり、階層が高い親の子供ほど、ヤル気があるということ。そしてそれは、文部省(世論も後押ししただろう)が、受験競争を緩和して「ゆとり教育」なんてことを謳い出した結果、(まわりに負けないようにオレも勉強しなきゃ、といった)ヤル気を促す外的な刺激が希薄になり、内的な動機づけが主要因として機能するようになったから、という筋書きで起きたという。
これはもう「金がある家は塾に行ける」とかいうレベルじゃないよね。建前としては、競争はよくないなんてことになっているけど、偏差値の高い大学出の親はホンネを知っているから、あの手この手で子供に勉強させようとする。そして、逆もまた然り……。
こんな分析結果を前に、本書の最終節で苅谷先生がつぶやく「教育にできること・できないこと」−−ホンモノの学者の声がここにある。
低い評価の役に立ったレビュー
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/04/20 19:08
世界レベルで起きている競争
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
競争を和らげるだ? 馬鹿も休み休み言え。出来ない坊主は切り捨てろ。そして日本国籍を剥奪し、インドかアフガニスタンかスーダンへでもたたき出せ。勉強が出来ない、したくない連中に目線をあわすな。日本は世界レベルで展開されている競争に勝ち残っていかねばならない。そのためには勉強、勉強、また勉強の連続だ。勉強する気が起きない、勉強しなければわからない奴は、ほっとけ。分からなくて良い。そういう奴らは死ななきゃ直らない連中だ。そんな連中にエネルギーを割くな。
砂に水をまいても仕方ない。出来る子、やる気のある子を大切に。
そういう子のみが、明日の日本の希望だ。