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三宅島の生きものたち みんなのレビュー
- ジャック・T.モイヤー (著), 大岳 知子 (訳)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:フレーベル館
- 発行年月:2001.7
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紙の本
三宅島はどんな生きものがすむ島だったのでしょう?
2001/09/04 17:15
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投稿者:わくわくどきどき - この投稿者のレビュー一覧を見る
三宅島はどんな生きものがすむ島だったのでしょう?自然の豊かな三宅島のこと、もっと知りたい、いつか行ってみたいと思うようになる本です。
2000年8月三宅島で雄山が大噴火をおこし、火山灰と火山ガスのために島の人びとは島を離れ、避難生活が続いています。長年三宅島に暮らしていた海洋生態学と環境教育のコンサルタントの著者は1962年、1983年、2000年8月と3回の大噴火を経験しています。
三宅島では大昔から噴火で新しい火口ができるたびに、森は2・3年もすると、生き返ろうとする姿を見せてくれます。その仕組みはオオバヤシャブシの根にある根粒菌によることを解説しています。三宅島にくらす野鳥は、何万年という年月の間にどこからかこの島にやってきてすみついたものです。森は火山の噴火によってさまざまな姿を変える名人ならこれらのめずらしい野鳥は、森の中で一番すみやすい自分の場所を選びくらす名人なのだと著者はいいます。そして、この本を読むと、三宅島の野生生物には火山の噴火よりも人間の方がずっと深刻な影響を与えるものもあることがわかります。
考え方によっては、噴火は三宅島の生きものたちにとって人間と少し距離をおける時間なのかもしれません、という著者の考え方は新鮮です。噴火後、秋の台風や冬の荒波が積もった火山灰をとりのぞき、島によせる強い潮の流れがおし流すことで水中は徐々に回復している調査結果が寄せられています。
火山とうまくおりあいがつけたなら、この島に生きてきた生き物たちをたずねてみたくなります。
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