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短編集。
挿絵がいろいろなイラストレーターによって書かれているし、レイアウトも雑誌のようで、見ているだけで楽しい。どこから読んでもおもしろい。デビュー作「409ラドクリフ」も入っている。この作品はじめて読んだけれど、孤独やすがすがしい感じが今の江國香織の作品とひけをとらないでいい感じだった。後半にある、父・江國滋氏による江國香織の記録を読むととても暖かい気持ちになれる。文筆業ならではの視点で子育てを記録してあり、おもしろい。これぞとっておき、という感じ。
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江國さん好きにはたまらない一冊だと思います
妹さんとのお手紙
父による娘の成長記録
あひるのがぁこ
彼女を取り巻く全てがかのじょをつくっているんだわ
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江國さんの「冷静と情熱の間」にでてくる「打てば鳴るような速さで」とゆう表現がすごく好きでした この本を読んで それが彼女のお父さんの影響だとわかったの それがなんだかすごく嬉しかったです ひとつの真実がみえたみたいで その時に江國さんの中に流れるもの あったかい赤いものに触れた気がしました それにしても江國さんて本当に不思議なひとなのね 彼女の未発表の作品からお父さんの娘の成長日記まで 濃い内容になっていて 江國さん好きにはたまらない一冊です
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江國さんのムック。409ラドクリフが読みたかったので嬉しい一冊。初期の作品がすきな人にはたまらない作品集ですね。
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ぎっしり!「夕闇の川のざくろ」が好き。妹の?子さんの文章は淡々としていて、お父さんの滋さんの記録は照れるほどに甘く、愛があふれている。
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江國香織ほか
――フェミナ賞を受賞した処女小説「409ラドクリフ」を初収録。
――珠玉の中短篇小説とファンタジー、そしてビートルズ訳詞集、
――さらに、異色絵本『夕闇の川のざくろ』もカラーで完全収録。
――父・江國滋の「香織の記録」と妹・晴子の「夢日記」も初公開。
――単行本未収録作品がたっぷり、欲ばりでぜいたくな作品集。
表紙より
まさに‘珠玉の’という感じ。
宝もの箱のような、お気に入りのおもちゃ箱のような一冊。
薄甘くて美味しい小さなお菓子が 散りばめられているよう。
江國滋さんの 父の目がやさしくて ついうるうるしてしまう。
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欲ばりでぜいたくな作品集。
ほんとにそーだなーって。(笑
があこちゃんと夜と妻と洗剤
の不思議な感じとかが好き。
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ぎっしりの作品、ちょっと不思議な雰囲気のものとか、どれも読んでいて心地よい。今は亡きお父様による育児日記には思わず涙してしまった。
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短編がたくさん詰まった、その名の通りとっておき作品集。この世界のどこかに本当に実現した出来事で、自分がその場に立ち会っているようなだと思わせるくらい、その空間に引き込まれる。なかでも「とろとろ」が好き。
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フェミナ賞受賞の処女作「409ラドクリフ」収録。さまざまな短編がはいっています。中でも、著者の妹の書く姉の見る夢についてのエッセー、父・江國滋氏がつけていた幼少のころの「香織の記録」は、著者の素顔が見えておもしろいです。
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短編集。『とろとろ』がやばい。
あれはみんな理解して欲しい感情でもあり、私しか理解できなかったらいいのにとも思う。恋人が好きすぎて、自分がちゃんと一人の人間として女として機能できているか確認するために他の男の人とやる。好きでどうしようもなくなるとそうなっていくと思う。
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この人の文章は何度も読み込める。読むことは木綿やシルクや布の肌触りを楽しんでいるような感覚。長編もいいけど、江國香織は短編でこそ味がある気がする。
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図書館の本。
父・江国滋氏の『香織の記憶』や妹による『夢日記』などが面白いお得な1冊。ますます江国香織がすきになる。
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とろとろになりたいのに。(「とろとろ」を読み終わって。)
この本を読むのは2度め。
「『恋なんて楽しいのははじめだけなのよ。あとはぐしゃぐしゃになって、どろどろになって、すごく疲れるんだから』〜それでもやっぱり、人は恋をするのだ。」(ぬるい眠り)
将来「香織の記録」のようなことを書く親になりたいなあ。
(06/07/12)
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とろとろよ、と、私は感じたままを正直に言い、そういうときの私は目も声もほんとうにとろとろだったはずなので、とろとろよ、という私の言葉は信二の耳に、ほんとうにとろとろと心地よく、せつなく響いたと思う。(抜粋)