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紙の本
沖縄の熱い波
2002/04/16 19:15
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投稿者:やすみつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内閣情報調査室から沖縄県庁へ視察・出向という立場の主人公。
東野圭吾の、俗に言う小役人シリーズを連想するが、少々趣が違った。東野のは、主人公の立場がたまたま公務員であったという印象で、公務員であることにそれほど大きな意味はないのだが、本作は主人公が自分の立場を再三意識し、テーマの一つになっている。エリート意識とか。低きに流れる弱さとか。自尊心とか。
もう一つのテーマは、日本の中で若干特殊な沖縄という舞台での地方自治問題である。帯の「沖縄が独立!?」は、書きすぎ。そんなにブットんだストーリーではなく、登場人物は皆もっと地道にまじめに行動している。
主人公に絡む色恋沙汰は、不要な感じだ。いつまでもロマンスは始まらず、硬派なストーリーにも実質的には絡まず、おまけのエピソードであることが読んでいる方から見え見え。魅力的な女性なのだが、ヒロインの位置に乗り損ねているのが残念。
内閣情報調査室の上司、陣内ナニガシは、著者の別作品にも出てきたような(確認していないが)。どちらにせよ、喰えない印象は、パトレイバーの敵方のナントカ課長(?)のイメージあり(ほら、あの、眼鏡の、笑顔の)。
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