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ばななさんの本の登場人物は人間くさいんけど,なんだかそれを感じさせない.
いきなり同性愛の話がでてくるけど,なんだかあんまりにも表現が軽やかで.
その中にやっぱりなんだか寂しいようなあきらめたような雰囲気が漂ってたりして.
小説としてはすごく短いのにこんなに濃いー内容にまとめられるのはやっぱりすごい.
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ハードボイルドはやっぱり不思議な感じで、ふつーに考えたら怖いことでも、このお話なら怖くない。むしろあったかい。でもハードラックの方が好きだった。
2008/10/11
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『私は泣けなかった。今も、ちゃんと泣けていない。後悔を、何度もした。今もする。でも、何回も思い直す。きっと私たちには、あれ以上何もできなかった。最後まで、楽しかった。呪文のように、そうくり返す。』
ハードボイルドは、同性愛の話。そしてその恋は終わっていて、相手はもう死んでしまった。その恋人の命日の不思議な一夜。涙が出てくるのになんだか爽やかでありがとうって、恋してよかったって思える話。
ハードラックは若くして植物状態になってしまった姉の死と生の微妙な狭間で生死と愛を考える人々の物語。『世界はなんていいところなんだろうね!』
悲しみで前が見えなくても、やっぱり世界は美しい。
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吉本さんの作品を好きだ好きだというわりに、全然読んでなかったと最近思います。
やっぱり、身近な人々の死を描いている…と思ったんだけど。
どうも、毎回「うぉー死だー、死だよー」と思うのが先立って。
ちゃんと中身を読んでいるのかと。
主題は結局死なのかと。
そんなふうに括ることで見えなくなることがあるんじゃないかと。
思ったので再読予定。
あ…コレ感想じゃない…。
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すごくすきな本
「変な夜っていうのは、どこにいてもあるのよ。それに、必ず過ぎていくの。つとめていつもどおりにして、朝が来れば、なんていうことなくなっているものよ。」
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さらりとしているのにあったかい文章だなと思いました。
ふわりとしているようでずしんときました。
きっと、世界はやさしくうつくしい。
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ハードボイルドのオカルトばななが新鮮でした。
人が亡くなるとき、近しい人の死に対してそれぞれが受け入れる準備をする、その時間がとても大切なこと。時間をかければいつか受け入れられてしまうことが、良いとか悪いとかではなくて、でもそれを敢えてちゃんと意識的に大切にすること。自分にはまだ分からないしまだそうそう受け入れられない(受け入れたくない)事だけど、その事はなんとなく覚えておきたいなと思いました。
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二つのお話が入ってます
二つとも死に関するお話
ハードボイルドはちょっと怖い話
でもなんとなく最後はよくなる話
ハードラックは
死を迎える姉の周りにいる私と彼の話
死とは を考えさせられる作品でした
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”ハードラック”の方が個人的にすきでした。
堺くんが素敵だった^^◎
でも、正直ばななさんの作品の中では
自分の中の上位にはランクインしない感じでした。
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ハードボイルド、がすき
よしもとばななの小説は百合のにおいを感じるものがたまにあるのだけど、これがとても好き。
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ぼかし方が上手ですとても。
どうしたって正解とか言いえない類の物事に対して
漠然と提案してくる描き方が、
時々すっごい秀逸だと感じる作家さん。
ヒットしないときは面白くないだろうなぁとも思う。
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誰かの死を緩やかに受け止める事は難しいと思う。自分ならこんな風にはいかないだろうなぁ。境くんとの距離がとても好きな感じな距離でドキドキした。
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最初に読んだ時は、
「ハードラック」のほうが好きだったのですが、
今読み直したら、
「ハードボイルド」のほうが面白かったです。
「ハードボイルド」は、
かつて同棲していた同性の女性の命日に、
たまたま泊まったホテルでおかしなことに
遭遇してしまった主人公のお話。
死者に出会うなんて本当に恐い。
でも、本当に恐いのは生きた人間のほう。
でもでも、最後に世界を救ってくれるのも生きた人間。
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ひたすらに夜の雰囲気が漂う作品。ホラーみたいな気運が立ち込めていて、じとっとした暗さがある。
ちょっとこわかった。
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キュンとしたり、切なくなったり。うつろい易い乙女心の表現に共感。
言葉の紡ぎ方が美しく、また素敵な挿絵にも目を奪われます。
恋する乙女におすすめの一冊。