紙の本
文字通り「目の訓練で性格改造」ができることを示唆した本
2001/12/01 01:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coma - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはすごい。ひょっとしたら2〜3年後あたりには女性週刊誌なんかで「視力型性格診断」が普及してるかも。とか読んでいて思ったほど説得力を感じた。「内の眼」「外の眼」の話など、言語化していなかった事を明確に言ってくれた感じで、読んでいてうなずくことしきり。
「視力」が単に数値的な目の良さや、動体視力などの反応性の良さだけでは無いのだ、ということを、プロスポーツ選手(イチロー他)などを例に、豊富な実例を挙げて解説しているのも「目のプロ」って感じで面白いが(特に、本番で打てない4番バッターの原因が心理面ではなく目の使い方に問題があった、という話など定説を覆していて面白い)本題の新説、視力のタイプと性格に関連性が見られること、視力の補正訓練で性格も変わり得ることについての話は、あまりにも手軽で笑ってしまった。
この知見の真偽はともかく、手軽に出来る視力型診断テストや視力訓練を紹介したページなどもあって、ちょっとためしてみようかという気にはすごくなる。この理論を推し進めたワークブック的なものが欲しくなった。
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【目的】
動体視力の良さと成功には関連性があると感じていたので、その検証をするため
【引用】
【感じたこと】
【学んだこと】
落ち着かないときは、人差し指を目の前に立てて寄り眼にする。
外側の眼「ユーミン」
内側の眼「中島みゆき」
タイプ表がある。
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視力検査は学校でするけれど
視覚を意識することはなかったです。
目で性格までわかるなんてすごいです。
私はBタイプでした。
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・「外の眼」と「内の眼」をどのようなバランスで使っているか、その傾向によって人の性格や行動パターンには密接な関係がある。
・人はそれぞれ眼の見え方(視覚)が違う。
・眼の見え方で性格が分かる。
「なぜこの人は、まわりのことが見えないのか?」といったことも、眼の見え方が違っているからだと説明できるのには当たり前のようだが正直驚いた。
自分の眼の癖がわかれば、客観的に性格分析できそう。
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2013.11.15
「視力」と「視覚」の違いって・・・・(・_・?)
「視力」とは、ただ「見えること」であって、行動との連携まではほとんどふくんでいません。遠くの小さいものがどれだけ鮮明に見えるかの能力でしかないのです。これに対して「視覚」とは、眼だけでなく五感のすべてを動員して「観る、看る、診る、視る」、主に眼を通して身体全体で感じる能力の総合です。これは行動や発想とも密接に連携しています。(P45)
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これは面白い。まさに眼からウロコ情報が満載である。以前読んだ「アイ・ボディ」と合わせて読むとさらに面白いかも。眼と身体の使い方の関連性、眼と性格の結びつきなど、興味深い話がいっぱいでした。
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眼の見え方は人によって異なり、その違いが物事の捉え方の違い、ひいては性格の違いに関係しているという主張。おおむね同意できるし、巻末についている眼の診断テストの結果による性格判断は、下手な心理テストよりも妥当だろう。
ただ、筆者は「立体視できること」を重要視しており、近年多く発生している少年による凶悪犯罪の原因は、この立体視ができなくなったことにあるのではと、推論している。
暴論もいいところだ。
私は生まれつき右目が弱く像を結ぶことができないため、ほぼ左目だけを酷使して生活している。そのため立体視やら3Dイラストのたぐいは全く見ることができない。筆者の言うようところの、鍛えてどうこうなるものではない。まるで「お前は生まれつきの犯罪者気質だ」と言われているようで、とても不快だ。
著書全般にわたって、筆者にとっての理想的な能力や意識の持ち方のイメージがあって、それを有するもの、それを目指すものはエライ、それを持たないもの、目指さないものはダメ人間、という価値観で書かれている。
題材は悪くないのに、ほんとうに嫌な気持ちにさせられる本だ。こういう筆者のような人のことを「脳筋」と言うのだろう。