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紙の本
「あるところに
2016/02/14 18:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鉄紺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャーロット・ソフィアという女の子がおりました。」
悪趣味と紙一重とも言えるこの作品に、眉を顰める人もいるだろう。が、私は大好きである。誰の言葉だったか、冗談は悪質な程上等なのだ。笑う要素など微塵も無いはずなのに、場違いな可笑しみが込み上げてくる。救いの無い結末を予言するかのように、微細な線で描き込まれた背景には必ず、小さく不気味な(?)影が潜んでいる。
紙の本
生きることの理不尽さ
2002/07/09 00:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tk92 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人は不幸になるために生きている。この本を読んでいるとこう思わずにはいられない。テレビで見るドラマとはまったく逆の話だ。世にはびこる、がんばれば幸せになる、という幻想を打ち砕く。いくらがんばろうと、幸せにはなれず、これ以上無いというほど不幸に、無残に殺されることもあるのだ。 生きるというのは、理不尽なものだ。
今まで以上に人間観、人生観を深ましてくれ、新たな視点を手に入れることのできるお薦めの一冊です。
紙の本
タイトル通り、不幸すぎる少女の短い一生に、一度心が折れる。
2017/09/23 06:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本のサイズがこれまでと倍以上になっております。 何故? 文章が長めだから絵+日本語文があのサイズには収まらないからだろうか。
それにそこそこの空白がないと、息苦しいですからね。
まず開くと、見返しにこうあります。
<トレードマークの微細な線画で圧倒的な背景を描き込み一人の少女の不幸を悪趣味すれすれまでに描いた傑作>
シャーロット・ソフィアという女の子の不幸すぎる短い一生。
悪趣味すれすれっていうか・・・相当、性格悪いっすよ、って感じ。『小公女』のダーク版か!、と思いましたが、実際は『パリの子供』という昔のフランス映画がモチーフらしい。
「なんかこれならそうなっちゃうんだろうなぁ」という悪い方の予感通りに悉く進んでいくストーリーに、なんだか心が折れました。
でも思い返すと、『ギャシュリークラムのちびっ子たち または遠出のあとで』と共通する表現が多いことに気づくいてきたら、ついニヤニヤ(「やつれおとろえ」、とか「のうてんわられ」とか「ごろつき」とか)。そうなると、一ページごとに「何故?!」などとつっこむ余裕が生まれます。
あー、ちょっと復活。
紙の本
不幸のどん底へ
2016/05/06 15:31
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投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここまで不幸になったら、
ちょっとくらい幸せに…なんて甘さは全くありません。
話の結末は、結構昔の童話でも見かけますが、
エドワード・ゴーリーの絵だからこそ、
不幸が連なる世界観がひきたちます。
読後感は、当然気持ちがどん底です。